第8話 旅立ちと仲間たち
煙が治まった会場には気絶しているウミーの姿があった。
ナレーション「レエドトーナメント優勝はスアマ選手だぁ!!」
会場は歓喜の渦に飲み込まれた。
アイセ「圧倒的だったね」
ギル「つ、強い!それになんだあの技は!?」
ユキ「ウミー選手がダメージを与えられずに負けるなんて...」
ヒニー「お姉様...うっ...お姉様ぁ...」
ヒニーはうつむいていた
フィールドでは目を覚ましたウミーとスアマが真剣な表情で話をしていた。
ナレーション「それでは表彰式に移ります!
3位入賞者にはレエド銅メダル
準優勝者にはレエド銀メダル
優勝者にはレエド金メダルが贈呈されます!」
俺は銅メダル。ウミーは銀メダル。
優勝したスアマは金メダルを獲得して表彰台に立った。
ぱちぱちぱちぱち
表彰台の上から観客達の拍手が聞こえた。
ホテルでユキやギルと1晩過ごし朝を迎えた。
俺は荷物を整理して、そっと部屋を出ようとする。
すると両方の肩を優しく叩かれた。
振り返るとユキとギルがいたのだ。
ユキ「私、決めたよ。アイセと旅をする。」
アイセ「俺と旅を?」
ユキ「うん。もっと強くなりたいからアイセのそばにいたいの。これからもよろしくね!」
ギル「俺もだぜ!アイセと一緒に旅がしたい。」
俺は笑顔で応えた。
アイセ「わかった。一緒に旅をしよう!」
ユキ「ありがとう!」
ギル「そうこなくっちゃ!
んで、次の目的地はどこにするつもりだ?」
アイセ「特に決めてないなぁ。」
するとホテルのフロントにいる女性が話しかけてきた。
ホテルガール「それならホレンジ平和国はいかがですか?レエド王国からも近いですし、トーナメントも開催されます。」
アイセ「そうなんですか!ありがとうございます。次のトーナメントはホレンジ平和国に決定だ!」
ユキ&ギル「おー!!」
こうして俺とユキとギルの3人旅が始まった。
ここからが俺たちの新たな旅のスタートだ!