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将来の夢はヒーローです。

作者:死希
 高校三年の春。無力な子供は大人への階段を上る為に通らないと行けない道がある。
 高校三年生となった 富田 綾人は『進路希望調査書』を片手に登校していた。
 綾人は未だに決められずにいたのだ。将来の自分を。
 夢もなく、目標もなく。いつかの自分がやってくれる。そう未来の自分に託し続けた結果、今の綾人は受験という壁の前で立ち止まっていた。
 そんな中、一人の転校生がやってきた。――千早 夏海だ。
 彼女は氷のように冷たい不思議で奇妙な淡々とした少女。
 彼女は転校初日にある発言をした。
 ――ヒーローを目指しています。
 衝撃の言葉であり、同時に止まっていた綾人の何かを動き出す瞬間でもあった。
 ある日政府は世界の終わりが近いと国民に伝え、同時にヒーローの募集を始めた。もちろん国民の頭は『?』だったが、それ以降きちんとした説明がされる事はなかった。
 政府が国民に放った言葉は至極真面目なモノだったかもしれない。けれど中学二年生が患ったような世界観に誰一人として耳を貸さず、政府が募集したヒーローという職業は笑いの種へとなっていた。
 だからこそ衝撃だったのだ。
 千早のヒーローに対する想い、綾人にはない夢に対する姿勢に次第に綾人は惹かれていき、興味本位で訊いてしまった千早の壮大かつ悲惨な過去が綾人の立場を変化させた。
 千早と共に時間を過ごすが、それでも綾人の夢は見つからない。
 そんなある日、綾人は目撃してしまう。政府が述べた世界の終わりが近い真実に。
 謎の黒い物体が突如として綾人の前に現れ、綾人の大切な友人を襲う。
 無力な綾人と、千早は目の前の深淵のような存在に膝をつきそうになってしまうが、そんな絶望的状況の中現れたのだ――ヒーローが。
 ヒーローの登場によって綾人たちは助かり、そして綾人は決意する。
 綾人はヒーローになる事を決意して、そして迎える受験。
 綾人と千早は、将来の自分の為、受験の壁を乗り越えて、そしてその先で二人は手を取り合った。
交差する夏
始まりの春
2019/09/07 19:18
嫌な空気
2019/09/07 19:20
本気の姿勢
2019/09/07 19:21
孤独の影
2019/09/07 19:22
感情の変化
2019/09/07 19:25
千早の過去。
2019/09/07 19:26
動き出す青春
2019/09/07 19:27
交差する夏
2019/09/07 19:32
ぐしょ濡れ
2019/09/07 19:33
強引な約束
2019/09/07 19:36
佐々木
2019/09/08 14:43
佐々木と千早
2019/09/08 14:46
コミュ力の暴力
2019/09/08 14:49
悲しい過去と一つの約束
2019/09/08 14:51
存在意義
2019/09/08 14:53
運命のテスト
2019/09/08 14:55
鈴峰の心境
2019/09/08 14:57
自己紹介
2019/09/08 15:00
動き始めた夏
2019/09/08 15:02
三人目の登録者
2019/09/08 15:03
千早と勝喜
2019/09/08 15:05
気付いた夢
2019/09/08 15:07
過去の縛り
2019/09/08 15:11
すれ違い
2021/11/27 23:35
夏祭り
2021/11/27 23:35
夏祭り2
2021/11/27 23:36
夏祭り3
2021/11/27 23:36
夏祭り4
2021/11/27 23:37
夏祭り5
2021/11/27 23:37
2021/11/27 23:37
秋2
2021/11/27 23:38
秋3
2021/11/27 23:38
秋4
2021/11/27 23:39
秋5
2021/11/27 23:39
秋6
2021/11/27 23:39
秋7
2021/11/27 23:40
秋8
2021/11/27 23:40
秋9
2021/11/27 23:40
秋10
2021/11/27 23:41
冬1
2021/11/27 23:41
冬2
2021/11/27 23:42
冬3
2021/11/27 23:42
冬4
2021/11/27 23:42
冬5
2021/11/27 23:44
終章
2021/11/27 23:45
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