8.急に家族が増えましたよ?
そういうわけで、やってきましたお風呂です!
いやー、もうね、すごいね!何がすごいって、大浴場ですよ、大浴場!
地球にいたころは足が不自由なので大浴場って来たことなかったんだよね。なので、念願の大浴場ですよ!
それにしても、サリナさんもシルヴィアさんも人に尽くすのが好きな種族って事だったけど、実際体験してみてちょっと納得しちゃいました。
なにがって?あの会話の後の事なんだけど、まずベッドの横に置いてあったちょっと豪華なソファーっぽい椅子に座らされたのね。
しかもベッドから椅子に移すのにお姫様抱っこですよ!シルヴィアさんがやってくれたんだけど、あの真っ赤なお目目の凛々しいお顔が目の前に来るわけですよ!
もうね、こんな美人さんにお姫様抱っこされるなんて、このまま死んでもいいとか思っちゃいました!
シルヴィアさん、最初見たときも美人さんだと思ったけど、近くで見るとどこの女神様?ってくらいに美人さんなの!
男の人10人とすれ違ったら13人くらい振り返るんじゃないかな?(一部の人は二度見って事ね!)
そして、ソファーっぽい椅子に座らされたかと思うとね、その椅子がすこーしだけ浮いた感じがしたんだけど、そしたらその後ろをサリナさんが押してくれてね、スーって何の抵抗もなく前に進むの!
よっぽど良いタイヤが底についてるのかな?って思って聞いたらね、タイヤは付いていなくて、反重力システムで浮かせてるんだって!
そりゃ、地面と接触してないんだからスーって進むよね!まるで氷の上を滑ってるような感じでした。
そしてシルヴィアさんが前を歩いて、サリナさんが椅子を押してくれて進んだんだけど、ドアの所に行くたびに前を歩いているシルヴィアさんがわざわざドアを開けて横にずれて待っててくれるの!
もうね、ほんとドラマや映画で見るお嬢様扱いっぽくて感動しちゃいました!
そしてお風呂に付いたら、サリナさんがそのまま私のバスローブの紐をほどいて前を開いてくれたんだけど、その間にシルヴィアさんもお洋服脱いでたみたいです。
スタイルめちゃくちゃ良いです!胸も大きすぎず小さすぎず、ある意味理想形でした!
そして、すっぽんぽんのシルヴィアさんが私の横に来て、「失礼します」って言ってまたお姫様抱っこしてくれたの!
もうね、このまま初夜を迎えるのかしら?とかつい思考がピンクに染まっちゃいました!
もちろんそんな訳はないんですけど、お姫様抱っこのまま浴室に連れていかれたのですが、もうね、最初見た時、え?外?とか思うくらい広くてね。
もちろん実際湯気でよく見えないだけで実際は温泉の大浴場位なのかな?なんだけど、待望の大浴場に目をキラッキラせていたわけですよ!
で、キラッキラさせてたら椅子に座らされまして、後頭部をシルヴィアさんの胸で(ここ大事!)支えられつつ二人に全身及び髪を丹念に洗われちゃったのですよ!
もうね、ここが天国か!と思うようなひと時でした(大変気持ちよかったです)
この時にね、サリナさんはわたしの前側から洗ってくれてたんだけど、こちらはもう胸がドーンと!ババーンと主張していました!
もうね、あの胸に顔をうずめたら窒息できる自信あります!生体兵器ってああいうのを言うんだねぇ(遠い目)
あの大きさ、絶対肩凝るよね。決してうらやましくなんか…うらやましくなんか……いつかチャンスがあったらもいでみよう。
そのあとシャワーで石鹸を洗い流された後、またシルヴィアさんにお姫様抱っこされて浴槽に入ったんだけど、そのままシルヴィアさんのお膝の上に座らされて湯船につかったのですよ!
もうね、肩のあたりに当たるお胸様がね、ふにょんて、ふにょんってね!その状態で湯船につかってると気分がふわふわしてきて、起きたばかりなのにまた目がとろ~んてしてきちゃいました。
程よく温まった後はエアマットっていうの?にうつぶせに寝かされて、良い匂いのするオイルっぽいものを塗られてマッサージされたんだけど、これがまた気持ちよくって寝起きじゃなかったら絶対寝てたよあれは!
そしてマッサージが終わってもう一回湯船に入ったんだけど、気がついたらいつの間にかお姉ちゃんが入っていて、今度はお姉ちゃんのお膝の上に!お姉ちゃんのお胸様も適度な大きさで私の背中にふにょんって!
桃源郷はここにあったのです!!
そしてまったり温まっているとお姉ちゃんから貞操帯の説明を受けた。
新しい物はパッと見ると銀色のマイクロミニのパンツにしか見えない。
もっとも、後ろはTバック状だし、横紐なんかは幅1cm位だけれども。
これなら貞操帯を着けた状態で前かがみになってもお腹が圧迫されることはほぼ無さそうだし、普通のパンツを履けば貞操帯を完全に隠せそうな感じです。
基本的に座っていることが多いので、前かがみになる時にお腹が圧迫されないのは楽そうで良いですね!
しかし素材の厚みが1mm有るか無いかと言った感じで、強度的にちょっと不安を感じたのが顔に出たのか、その不安を見て取ったお姉ちゃん曰く
「どう?この貞操帯ならもし人に見られても、ちょっと変わったパンツだと思うのよ?」
確かにこの見た目ならマイクロミニの銀色のパンツに見えなくもないですね、パンツとしては派手ですけど!
「それとね、これは特殊な素材でできていてね、装着すると特殊な力場を発生させる様になっているから、着けている時は傷をつけたり破壊することはほぼ不可能なのよ?だから、強度については心配しないでね?」
とのことでした。
そして他にも疑問に思ったことが2点あって、1つは鍵が無く、現状ですでに閉じた状態でどこにも接合部分が無いのです。これ、ロックはどうなってるのかな?
「これ、カギはどうなってるの?どこにもカギ穴が見当たらないんだけど、もしかして一度付けたら外せなくなる……とか?」
「そんなわけ無いでしょう?それだと将来困る事に、ならないのかしら?」
いやいや、困る事になる…なる…あれ?ならない?
なんでも、特殊な認証を行っているそうで、認証されると前が開いて外れるらしいです。
誰でもはずせるわけではないけど、装着者が心から信用している人なら外せるんだそうで、知らない人や信用していない人では絶対はずせないので安心してとの事でした。
前のやつみたく、カギがあれば誰でも外せるのとは違うようで、とてつもなくセキュリティが高そうでいいですね!
そしてもう1点、貞操帯をつけたまま生活するうえで最も大事な事なのですが、お手洗いに行った時の仕組みが見当たらないのです!
厳密に言うと、前使っていたものはおしっこする部分には複数のの小さい穴が開いていて、そこから出るようになっていました。
おっきい方については、お尻の穴の所に大きめの穴が開いていてそこからするような形だったのですが、この新しい貞操帯は全て板状で穴が全くありません!
まさか脇から漏らせというのでしょうか?それともいちいち外して用を足すのかな?
だとするとかなり使い勝手が悪いのですが……
「えっと、お姉ちゃん、これね、あの……おしっことか、どうするの?」
何とこの貞操帯は内側全てに特殊な加工がされていて、その部分はなんでも異次元につながっているとかで、出したものは異次元にポイってされちゃうらしいです。
なんてファンタジー!
って、ちょっと待って!それ、私のあそこのお肉が盛り上がってこの内側に入ったら、その分が異次元にポイってされちゃわない!?
「え?それって内側に触れている肌とかだいじょぶなの?」
「それはね、大丈夫なのよ?完全にこの中に入ったものだけが、どこかに消えるのよ?」
なんと、肉体とつながっている分にはポイってされないらしく、ポイってされるのは肉体とつながっていない物だけなんだそうです。
ついでに、お肌の老廃物なんかもポイってしてくれるらしく、常に衛生的だとか。と言う事はこれ、生理になっても生理用品が不要って事ですよね?
とんでもないオーパーツですよ!
いったいどういう仕組みなのでしょうかね?
まぁ、めちゃくちゃ高機能な物と言う事で納得しておきましょう。これでオムツをつける必要も無くなりますしね!
ちなみにこの貞操帯、さわってみるとまるでちょっと固めのゴムを触っている感じでした。
え?これで本当に護れるの?簡単に壊せちゃうんじゃないの?と思って聞いてみたら
「普段は肌と同化した感じになるのよ?常に硬いままだと、どうしても体に負担がかかってしまうでしょう?もっとも、硬くないと不安だというのなら、常に硬い状態にも出来るわよ?」
と言われました。さらには、その状態でも勢いよく上から押したり尖ったものを当てると硬くなるし、肌に密着しているので肌と貞操帯の間に何かを入れることも出来ないと言われました。
これ、貞操帯の下の肌の部分とかを洗うことは出来るんでしょうか?
その点も聞いてみた所、内側全てが特殊加工されているので、ベルトの下の部分は洗う必要が無いそうなんです。肌の老廃物もポイされちゃうんですね!
なんてすごいんでしょうか、原理はよくわかりませんが、ファンタジーと言う事で納得しておくことにしましょう。
とりあえず、時と場合によって硬さが変わるのはちょっと怖いし、この普段は柔らかいというのも何か不安なので硬くしてもらおうかと思ったのですが
「どうせ固くしても、すぐ慣れて着けてるのを意識しなくなると思うのよ?それなら、そのまましばらく過ごしてみて?それに、普段は柔らかい状態だと、他人にもし腰回りをさわられる事があっても、貞操帯をつけていることは判らないと思うけど、硬い状態だと判っちゃうと思うのよ?」
と言われ、確かにその通りだと思いました。
それに、さっきみたく横抱きで抱き上げられたりするのにも、硬いよりは柔らかい方が何かとよさそうですしね。
なので、お姉ちゃんの提案通りしばらくこの状態で過ごしてみて、どうしてもだめそうなら設定を変えてもらうことにしました。