3話 秋祭り
日曜日
約束の時間の10分前に着き彼女の到着を待つ。
服装は当たり障りのないようにした。
変に気張って失敗するのは本末転倒である。
少し待っていると彼女がやってきた。
「おまたせ志藤君、まった?」
「いや、それほど。」
テンプレみたいな会話をしつつ祭りの会場に向かう。
しばらく歩いていると急に人が増えてきた。
それに比例してコスプレする人も多数見かける。
彼女の方もコスプレしてる人をみて
「毎年たくさんのコスプレしてる人見かけるけど今年は耳生やしてる人が多いね。」
なんだと?
人が多すぎて気づいていなかったが確かにケモ耳コスの人が多い。
犬耳、狼耳、猫耳、うさ耳、種類も多い。
やっべ興奮してきた。
すばらしい、来てよかった。
涙でそう。
感激に浸っていると。
「志藤君よかったね、頭に耳生やした人いっぱい見れて。」
「ああ」
口では興味なさそうに返事してるが内心では心が躍りまくっているのである。
それを彼女はわかっているのかそれ以上は何も言ってこない。
かわりに
「奥にもコスプレしてる人いるかもしれないし歩きながら見てこ。」
「おう。」
また歩き出す。
今年は大当たりだ。
今年はケモ耳っ娘をテーマにした漫画やアニメが多かったからおそらくその影響だろう。
とはいえ誘ってくれた彼女に感謝しなければならない。
今夜は好きなだけ奢ってやろう。
二人は人ごみの中に消えていくのであった




