2話 誘い
時刻はお昼時。
お昼ごはんの弁当を食べ終え図書室に向かう。
この学園の図書室は蔵書数がほかの学校に比べ多く、文学的な本から宗教に関する本、さらに大学の資料も数多くそろえておる。
もちろん、ライトノベルや漫画も取り揃えている。
さらに雑誌も扱っているため思わず「ここを聖地とする」と言ってしまいそう。
そんなことを思案しながら面白そうな本がないかと本棚を眺めていると
「あ、志藤君、やっぱりここにいた。」
声をかけられ振り向くと幼馴染がいた。
「めずらしいな、なんか用か?」
「んっとね、突然だけど今週の日曜一緒に秋祭りいかない?友達と予定合わなくて、一人じゃあさびしいから。」
そうかこの時期か。
この町では毎年やや大きめのお祭りがある。
屋台が並ぶのはもちろんの事神輿を担いだりパレードみたいなのがある。
他の場所でも似たようなものはあるかもしれないのだ。
それは参加者の多くはコスプレをしているのだ。
別に決まり事ではないし昔に何があったのかは不明だがそういう風習があるらしい。
大半はドラマの役や芸人にのコスプレだがアニメキャラのコスプレイヤーはもちろんいる。
三次元はあまり興味ないのだがコスプレになると話は別だ。
「特に予定もないし、いいけど」
と了承する。
「ごめんねやっぱり忙しいよねって……え、いいの?」
「ああ、もちろんだ。」
「ありがとう、集合は駅で18時ぐらいでいいかな?」
「了解した。」
彼女の顔を見ると普段見せないをど満面の笑みをしている。
女友達と行くわけでもないのにずいぶん喜んでるな、そんなにうれしいことなのか?
そう疑問に思っていると
「そろそろ昼休み終わるから私は戻るね、志藤君も次の授業送れないように。」
「ああ、わかってる。」
スッキプしそうな足取りで彼女は去って行った。
俺も新しく入った本を借りると図書室をでて教室へと急ぐ。
それを見計らっていたかのように予鈴が鳴る。




