1話 変わらない日常
目が覚めるとそこは見覚えのある部屋があった。
自分の部屋である。
「なんだ、夢か。」
部屋中に鳴り響く目覚ましをとめ、登校する準備をする。
志藤雷虎は高校生である。
長所も短所もない普通の高校せいだ。
両親は共働きで朝早くから仕事である。
作り置きしてある朝食を食べ家を出る。
家は山の麓にあり田舎のように思えるが少し歩けばやや大きめの街に出る。
最寄駅から電車一本で都会にいける。
非常に住みやすいところだ。
学校に着くなり本を取出しHRまで読みふける。
志藤雷虎はヲタクである。
しかも重度ケモナー、ケモ耳っ娘に対する愛はだれにも負けないのである。
もちろん他のジャンルも好きだがやはりケモ耳っ娘が一番である。
読書に没頭していると不意に隣から声をかけられる。
「あ、志藤君おはよ。」
「ああ、おはよ。」
彼女は幼馴染で小中高と同じ学校で過ごしてきた。
家も近いこともあって割と仲がいい。
「また本読んでる、何読んでるの?」
と、わかり切ったように聞いてくる。
「これは…その、いつもの奴だ」
曖昧に答えるが彼女はわかっているのか
「すきだねー私には女の子のに犬耳とか尻尾が生えてるとこのどこがいいかわからないよ。」
と、のほほんとした雰囲気で言ってくる。
ケモ耳っ娘の良さとはなと言いそうになったところで思いとどまる。
彼女は一般人なのだ、自分がいくら語ったところで理解してくれるはずがない。
「好きな奴は好きなんだよ」
と返しつつ読書に戻ろうとしたところでチャイムが鳴る。
一話一話を短めにし投稿ペースを早くしようかと思っております




