9話 この世界の事
「それで、俺はいったい何をすればいいんだ?」
俺は人間だがあっちは龍だ、指南をする以前に種がちがう。
いったいなにが始まるのだろう。
そう思いつつ質問する。
「まて、そうはやまるな。始める前にまずこの世界の事を教えよう。」
「そういえばここが龍の里だということ以外しらないな。」
「そうだ、無知は罪深きこと、鍛えるうえでここ周辺の状況把握は必須だ。」
そう黒龍が切り出した。
さっきから言ってるがここは龍の里。
ここから最も近い国ビーン・スプラウト王国を中心とした地図を描くとちょうど12時の方向北の山脈にある。
王国からは竜の谷と呼ばれているらしい。
そして王国から見て左、西の方へいくとプラスペルディー帝国が、反対側の東にはヤーパンという国が、さらに王国から南下するとズュートポールの計4国が存在する。
「とまあ近くの国の場所はこんな感じだ。」
「東、西、南、北、きれいに分かれてるなあ。」
「言われてみるとそうだな。だが厳密には西の国プラスペルディー帝国は南西に、他に比べると王国より離れてるぞ。もっとも昔は真西にあったがな。」
「へえ…なんでだろう地形をみてる限りだと周りは森に囲まれて近くに大きな川が流れているから国を移動させる必要はないと思うんだけどね。」
「さ、さぁな。我も帝国のものではないからわからんな。」
なぜか黒龍が目をそらした。
「おほん、各国周辺だが王国と帝国の間には傾斜が緩やかでそこまで高くない山とそれを取り囲むように森があるここは遭難しやすいことから迷いの森と呼ばれておる。森には多様の植物大型から小型までの動物が生息している。ここから北へ進むと荒野にでる竜の谷の隣まで続いてるぞ。」
「急に地形が変わっているんだな。」
「もとは荒野にも森があったのだがな、いろいろあって森がなくなって荒れ野になってしまった。なちなみに帝国が移動する前はここにあったんだぞ。」
「てことは昔の帝国はかなり出かかったはずだよな、ますます移動した意味がわからない。」
「で、でだ。ここの竜の谷を越え東に進んでいくとまた森がある。精霊の森と呼ばれていて森の精霊の集落が点在している。」
「エルフ?この世界にはエルフがいるのか?」
「ああ、そうかこの世界の種について話をするのが先だったな。この世界には大きく分けて三つの種族がある…
ここのシーンの話が長くなるのでここで区切ります




