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神々とかと!  作者: 小鳥遊翠莉
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素戔嗚君と八岐大蛇さんの再会!

遂に素戔嗚が出ます。

 昨夜陰った顔で自分のことを八岐大蛇と言った架月君、声の調子からそれは事実のように思えた。まぁ、だから何だという話何だけど。そんな事を思いながら、朝ごはんを作ろうとキッチンに行こうとした、が、そこに驚くべき人物がいた。そこに居たのは

「おっ、おはよう、結花里、朝ごはん作っといたぞ。」

架月君だった。その…エプロン姿で正直腹筋が痛いww

「ん?何だ?腹抱えて?痛いのか?」

「いやWエプロン姿が笑えただけw」

「え!?似合ってないの!?え!?うそでしょ!?」

「まじでだよW」

「そんな…家庭的な俺を見せて何とかこの家から追い出されないようにしてたのに…」

「そんな事しなくても大丈夫だよ、追い出さない追い出さない。」

「ん?そうか。……そんな事より、ほれ、」

テーブルの上に乗っていたのは油揚げとほうれん草の味噌汁、ベーコンと卵の炒め物、普通の白米だった。八岐大蛇が作るように思えるものとは違った。私はもっと禍々しいものを想像していた。

 私と架月君は朝ごはんを食べていた、架月君は今着ている黒の長ズボンと紫色の半袖シャツ以外は服を持っていないらしく私達は服を買いに近くのうぃとんに行くことにしたうぃとんは服屋やゲーセン、本屋などがある所だ、広いから初めて行くと少し疲れるけど、私は何回か行ってるので疲れないし、架月君も八岐大蛇だからその心配はないと思う。

「なぁ、結花里は今学生なのか?」

「んむ?うん、学生だよ。」

「そうか…、何処の学校に通っているんだ?」

「市立夜桜高校だよ。」

「まだあったのか、夜桜高校。」

 まだ?今まだって言ったのかな?

「昔からあったの?」

「おう、確か江戸からあったような気が…」

「まさかの徳川家が政治をしていた頃から!?」

「あぁ、そうだぞ、封印されてた時に何故かそこの学校の教科書みたいのがあった時があってな。」

どうやらその封印されてたところはものが入ったりすることがあったらしい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝ごはんを食べ終えて、私たちはうぃとんに向かい、電車に乗っていた。その、電車の中になんかキラキラとしている人が居た。架月君と同じ感じがする…何というか、人外の感じだ。私の中の人外探知眼(笑)がそう言っている。と、私がその人を見ているとその人は気づいたのか私の方に近づいてきた。

「君、僕の方が見ているがなんかあるのかい?」

そうその人は言う、近くで見ると白く肩まで伸びた髪を簡単に結んでいて、整った顔立ち、黒いのにどこか澄んだ感じの目、男性の中では高い声、美少年と言う言葉が当てはまる様な人だった。(身長は架月君低い、多分160だろう)

「いや、少し気になっちゃってね、もしかして人外かなぁ〜って思ってね。」

私がそう言うと彼は少し怪訝(けげん)そうな顔をする。

「ん?もしかして君は人外を見たことがあるよな感じかな?」

彼がそんなことを聞く。

「まぁ、確かに昨日から八岐お」

私はここまで言って彼の顔を見て何かを察した。

「八岐大蛇?まさかとは思うけど。」

「う、うん。八岐大蛇」

「………僕の名前は竹牧素戔嗚(たけまきすさのお)、あの八岐大蛇を退治したスサノオ本人。」

(やっぱり…架月君に似た感じがあったんだよなぁ)

「私は宮比結花里。普通の高校生で、今は八岐大蛇と一緒に住んでる者。」

「宮比…アメノウズメの子孫か何か?」

「確かに私の家系はその昔、アメノウズメを信仰していたけど…今は違う、子孫ではないと思う。」

「ないと思うと言うことはもしかしたらそうなの?」

竹牧君の問に私は(うなず)いた。

「竹牧君…えっと、素戔嗚ってことは八岐大蛇を退治したんだよね?」

「だからそうだと言ってるでしょ、最近八岐大蛇の気配を感じたからこうやってここにいるんだけど…、君の(となり)の彼がそうなのかな?」

竹牧君は架月君を見て言った。

「そうだけど…架月君をどうするの?」

「かつきくん?今は架月って言うんだ…。別にどうもしないよただちょっと話したいけどね。」

竹牧君の言葉を聞き首をかしげた、何の話をするのか少し気になる。ふと、架月君の方を見ると面倒くさそうな知り合いと出会ったような顔をしていた。

「うわぁ…すさ君だ…。」

なんか凄いだるそうな声で架月君がそう言った。

「うわぁ…って酷くない!?ね、ねぇ?酷くないかな!?」

竹牧君はそれを聞いて大声でつっこんだ、いや、電車の中だからやめて欲しい…。

「すさ君何でここに居るの?まさか櫛名田と何かあった?」

「いや、別に何も無いよ……、最近また君の気配があったからもしかして封印(ひきこもり)から出てきたのかな〜って。」

「イヤオレハヒキコモリジャナイゾ。」

…急に片言になった。

「架月君、引きこもりだったの?」

私は架月君に聞いてみる。

「いや、引きこもりじゃなくて、ただ、封印された場所から動く気がなかったからそこに居ただけ。」

「引きこもりじゃん…。」

「おまっ!酷でぇ!」

架月君と私が話していると竹牧君が話に入ってきた。

「やまたん、今から結花里ちゃんと出かけるの?」

「やまたんゆうな!そうだよ。」

「そうなんだ…、僕は今から家に帰るよ。」

「そうか、じゃあな。」

「うん、じゃあね。」

どうでしたか?前回とは違い、会話文で終わりにしてみました。

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