表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴッドライン  作者: 立木 剣
4/4

四話

最終コーナーの内側をオーバースピードで立ち上がる彼の車は、ハーフスピン状態に陥る。

明らかなドライブミス、入賞への焦りが出てしまったのだろうと誰もがそう思った。

「「(そ)ここっ」」

偶然にも、二人の声が同調する

四輪から土煙が上がる

真っ赤に発光するブレーキローター

マフラーからミスファイヤの爆発音がする

プロの目からみたら明らかに遅いブレーキタイミングだ

彼の車は一瞬横滑りをしながら後方にスライドする。

そして遅れてコーナーを立ち上がってくるライバルの走行ラインと重なる。

一瞬のクロスラインがライバル車の加速スペースを潰す。

そして彼の車はコースのど真ん中をゴールめがけてフルスロットルする。

ゴール前にあるジャンプスポットをまるで羽でも生えているのかと思うくらい力強く飛越え、まだ走り足りないと言わんばかりに、ゴールラインを走り去った。

「やったぁ!入賞!」

私は思わず嬉しくなって、大きい声を上げはしゃいでいた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ