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エピソード1『3つ目のバトンタッチ』(13)

 寝付こうとするとーー掌が熱くなって行くのを感じる。

どうしようもない、モヤモヤだ。

せめて僕が戦士であれば。力があればあいつ達は救えたのに。

ジョイス、そしてオーレ。13人衆で既に二人も居なくなってしまった今、現実的に対応が取れる人間は少ない。

会議を開いてやっていくにしても、上の席次がどれだけ頼りになるかは分からない。


 現実的な北隷対応との二足の草鞋にしても、ノルドシュトルムに負けたら全て台無しにされてしまう。

 敵に目を奪われて、二人も仲間を失った。こんな無様な事はない。

 この感情に光を差し込ませる存在といえば、アトスだけだろう。

アイラを守るにしても、彼の力は必要不可欠。

ーー葬式を終えたら、いよいよ任務だ。

 世界にレティウスの居場所を作り続ける為に、是非ともやらねば。

 僕だけがやらねば。人を動かすためには、3倍動いてこそ説得が出来るというものだ。

 この自分の身命を賭して、成し遂げなければ……。

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