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第八理「お縄はいらねえ」

さて、どうしようかな。この美少女は今だ涙目だしな~。

う~ん、とりあえず名前聞くの、かな?

「あ、あの~、お名前は何――」

「おい! そこで何してんねん!」

――へ?

 声のする方を見てみると、ものすごい速度で走ってくる警官が。

「え? あ、あ?」

 よ、よく分からないがとりあえず逃げたほうがよさそうだな!

 

だ が、


走り出そうと構えたがときすでに遅し。

 警官に肩をつかまれ、一本背負いでぶん投げられてしまった。

「グハッ――っぅ!! ……ゲホ、ゲホ」

 こ、こいつどんな筋肉してんだ? 50mは離れてたんだぞ!? ありえねえ!!

 50mをわずかの間でうめる脚力も、そこそこ筋肉のある(と思う)高校生を一瞬で一本背負いに持ち込んで投げる腕力も、一警官ができることじゃない。

 そんなことを考えている間に俺の手には手錠がはめられ完璧に身柄拘束されていた。

「4時24分、強姦の現行犯で逮捕する!」

「は、はああぁぁ!?」

「おとなしくしいや!この変態が!!」

「ちょ、待て待て! 違う! 俺は無実だあぁぁ!」

 俺の声を聞き入れる様子も無く俺をひょいと担ぎ上げて歩いていく警官。

 そんな中、目に入ったのは涙目のまま唖然としてこっちに目を向けている少女の姿だった

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