表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/36

九話

 馬車に戻って


「少し休憩がてらご飯にしましょう」


 とシーリアが言い

 シーリア達は、今後の事を話しあっていた

 ハイオークが、こんな人里近い所に出没したのは初めての事で

 バラムの町に戻るか、トロルミの町まで行くかを話し合っていたが

 予定通りトロルミの町まで、行くことになった

 その後魔物の襲撃はなかったが、盗賊が30人程きた

 どんなけ俺によってくるんだよ。洞窟を出てから二ヶ月ちょっとで人に

 襲われたのが3度目って、俺は呪われているのかとうな垂れていると


「盗賊がでたよ いくよルクス」


 と馬車の中で隣にいたばずのシーリアが、言いながら盗賊に突っ込んで行った

 リーダーが、突っ込むとかどんなけ好戦的なんだよと呆れていると


「ルド馬車を頼むぞ」


 といいながらルクスはシーリアの後を追って、盗賊退治しにいった

 さすがルクス彼が、リーダーをやればいいのにと思う


「我が願いによって形をなせ ファイヤーボウル」


 敵が弓を放った直後にラムアも術を放った

 ファイヤーボールによって、弓を持っていた盗賊とその周りにいた数人が、巻き込まれて死んだ

 結構な威力だなと思っていたが、その後がいただけない

 敵の放った矢が向かって来ているのに気づかなかったのだ


「ラムア死ぬきか?もっと周りをみろよ」


 と俺はラムアに向かってきた矢を、手で掴み取りながら言った


「え」


 何故自分の顔の前に俺の手があり、矢を掴んでいるのかを理解していなかったが


「ありがとうございます」


 すぐに理解してお礼を言って来た


「そんなことよりシーリア達の援護をしてやってくれ」


「わかりました」


 シーリアとルクスが道をふさぐ形で戦っているので、こっちには殆ど敵がこなかったので

 警戒しながら見ていると戦い慣れしたいい動きだった

 暇だったので倒した敵の装備を見ていると投げナイフを

 腰に5本ベルトをつけているやつを見つけた


「これは便利そうだな」


 死体から剥ぎ取っていると、チャンスだと思った盗賊が襲ってきたが

 俺が殺気に反応しないわけがないのに、まだラムアを狙った方がチャンスがある

 襲ってきた敵を返り討ちにして、シーリア達を見てみると戦いは終了していた


「みなさんお強いですね さすがB級の方が二人もいらっしゃると安心でしますよ」


 とファーニさんが笑顔で言ってきた


「これぐらいの盗賊で、てこずってるようじゃ魔物にはかてないからね


 それに今回は敵の遠距離攻撃をラムアが、全滅させたのが大きいよ」

 シーリアが照れながら答えていた


「たいしたことしてないですよ ルドさんが矢を掴み取ってくれなければ

 最初の魔法を撃った後、死んでいましたしまだまだです」


 落ち込みながらラムアが言ってきた


「仲間を守るのは当然だからな 次は気をつけろよ」


 と俺がいうと


「矢を掴み取った?剣で弾いたとかじゃなくて」


 ルクスが疑問に思うのも無理はない


「掴み取ったんです 気づいたら目の前に鏃とルドさんの手が忽然とあった

 時には吃驚して何も考えられなかったです」


 ラムアが少し興奮気味にみんなに言っていた


「凄いなルドどうやったら矢を掴めるんだ?」


 とルクスが聞いてきたので


「目で見て後はタイミングだよ そんなことよりこいつらはどうすんだ?」


 俺は適当に答えておいた


「こんな雑魚は賞金首にもなってないだろうし、お金と武器以外は

 ここに放置だねそのうち魔物や動物が片付けてくれるのよ」


 シーリアの言葉に納得してみんなでお金と武器を回収する

 武器を回収しないとゴブリンなどが、それを使って人を襲うからだそうだ

 まだまだ常識は足りないようだ

 師匠達はそうゆう事は教えてくれなかった

 武器の使い方や戦い方は、嫌というほど叩き込まれたけどな


「シーリアこのベルトと投げナイフ欲しいんだけどいいなか?」


「他に欲しい人がいないならいいわよ」


 二人にも聞いてみたがいらないと言う答えだったので、回収した中に俺が持ってる

 ナイフ以外に10本程あったので全部貰えた

 俺はナイフを貰ったので、それ以外は辞退し残りは3人で分けていた


「ではそろそろ行きましょうか」


 とファーニさんが言い出発するこになった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ