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八話

 町に戻ってきた

 俺の好きな果物が、あんまり入っていなかったので買うことにした

 腐らないので大量に買ってやると思って、果物屋に行く前に雑貨屋にいくことにした


「すいません この麻袋10枚ください」


「はいよ 銅貨50枚だよ」


 俺はお金を払い麻袋を買って、果物屋に向かった


「すいません」


「なにをお探しですか?」


「え~と 3つの麻袋に一種類ずつ、林檎とオレンジとマンゴーを一杯いれてください」


「それだと結構な金額になりますが、大丈夫ですか?」


「問題ないです」


「いくらになりますか?」


「少しオマケして全部で銀貨4枚になります」


 銀貨4枚渡して袋を受け取り、それを袋のまま魔法の袋に入れて次の店に向かった

 次は肉だな


「すいません 鳥と豚と牛を麻袋一杯づつください」


「えっと 麻袋一杯ですか?」


「そうですよ」


「わかりました 合計で小金貨2枚になります」


 お金を払って、袋に入れてこれで一月ぐらい食料買わなくても生きていけるな

 その後鍋や必要な物を買って宿に帰った


「女将さんただいま」


「おかえりルドさん」


「明日からトロルミに護衛依頼で、6~8日程行くことにしました」


「そうかい気をつけて怪我をしないようにね」


「わかりました 気をつけていってきますよ」


 夕飯を食べて、明日寝坊しない為に早めに寝た

 朝飯を食べてすべての用意を整えてから入り口にいき


「女将さん行って来るね」


「元気でいっておいで 帰ってきたらまたうちに来ておくれよ」


「もちろんです」


 昼飯を用意してもらい宿をでた


 町をぶらつきながら時間を潰し


「そろそろ集合時間だな 向かうか」


 集合場所には、大きな馬車とその周りに4人の姿があった

 俺が、最後になったかと思い歩いていくと


「遅い」


 と赤髪のスタイル抜群な女に怒られた


「まだ時間内のはずだが?」


「もっと早くくるのが当たり前でしょ」


 と怒られていると


「そのぐらいにして おはようございます。私は今回の護衛を依頼した

 商人のファーニといいます宜しくお願いしますね」


「おはようございます 私はルドといいます」


 赤髪がシーリア 顔に傷のある男がルクス 魔法使いがラムアというらしい

 俺的にはシーリア以外はどうでもいい存在である


「私はB級で剣を使うわ ルドあんたは?」


「俺はC級で同じく剣」


「ルクスがB級で大剣 ラムアはC級で、回復や補助魔法が得意らしいわ

 それと今回の護衛は私が、リーダーになるから文句はないわよね」


 俺は一度ルクスに目を向けると、逆らうなと目で訴えてきたので


「了解した」


 と答えておいた俺には、誰でもいいしどうでもやりたいとも思わないからな


「御者は私がやりますので誰か隣にお願いします」


「ルドがやりなさい」


 シーリアが言ってきたので


「わかった」


「出発しましょうか」


 雇い主のファーニに言われて、出発することにした


 街道を珍しそうに眺めていると


「ルドさんは護衛は初めてですか?」


 とファーニさんが聞いてきた


「そうですよ 二ヶ月ちょっと前に冒険者になったばかりですから」


「二ヶ月でC級なんて凄い早いですね」


「運が良かったんですよ」


 と話していると後ろから


「護衛が初なんだって、私の言うことちゃんと聞きなさいよ」


 シーリアが言ってきたので


「わかってますよ 隊長」


 と返事をすると満足して引っ込んだ

 俺が、ファーニさんを見ると苦笑していた


「頑張りましょう」


 励まされてしまった

 全く気にしていなかったのに、気を使わせてしまったらしい


「トロルミの町は、バラムの町と規模はどう違うのですか?」


「トロルミは、バラムの半分ぐらいの人数しかいないんですよ」


「トロルミには湖が近くにあって、新鮮な魚が取れる場所として有名なんですよ」


「それはぜひ食べてみたいですね」


 俺は美味しい食事を考えながら周囲を警戒していた

 何事もなく進みそろそろ昼飯かなと思っていると

 キラリと前方のほうで光った


「ファーニさん馬車止めてください」


 ファーニさんが馬車を止めながら


「今前方で何かが光ったのでここで待っててください 見てきます」


「ちょっとどうして停まるの?」


「前方で光ったので、ちょっと確かめてきます」


「一人で行く気?」


「一人でもここらなら、出てもゴブリンぐらいなんで大丈夫ですよ」


「わかったわ気をつけていくのよ 少しでも危ないと思ったらこっちへ

 逃げてきなさいいわね」 


「了解です」


 俺は走って光った場所に向かうと、ゴブリンが5匹いた


「サクッと終わらせますか」


 俺はゴブリンに向けて突っ込んで行った

 ゴブリンも気がついて向かってきたが、一匹目を通り抜けながら首を刎ね

 二匹目を胴をなぎ払い 三匹目を頭から真っ二つにしたら逃げて行ってしまった

 逃げるなと思っていると


「ギギャー」


 と言う声とともに、上半身だけのゴブリンが飛んできた

 ゴブリンの血がついたらどうしてくれるんだと、思っていると森の奥から

 棍棒を持ったオークがでてきた。豚がきたと思って眺めていると

 こっちに向かってきたが、普通のオークより大きなとは思ったが

 そんなに数を見たことないので、そうゆう個体なんだと思い殺しに入った

 棍棒をよけながら、棍棒を持っている肘を剣で断ち切り痛がっているところを

 後ろから首を刎ね、すぐさま後ろに飛びのいた

 血がかかると面倒だからね


「もう倒したから大丈夫ですよ」


 と大声でシーリア達に声をかけ

 俺は倒した証拠となる部位を剥ぎ取りにかかった

 5匹のゴブリンとオークの部位を剥ぎ取っていると、ルクスが近づいてきた


「ご苦労さま 手際がいいな」


「雑魚だったからね」


 ルクスは何気なくオークを見て


「ん?普通のオークより大きくないか?」


「少し大きかったね いい餌場で成長したんだろうね」


 と俺が返事をすると


「オークの部位をみせてくれ」


 ルクスが言ってきたので見せると


「これハイオークだぞ よく倒せたな」


 なるほどこれがハイオークなのかと、思っていると後ろからシーリア達がやってきた


「どうしたんだい?」


「ルドがハイオークを倒したんだ」


「ハイオーク?こんなところで出るわけないじゃないか」


「でもこれを見てみろ普通のと違うだろ」


「確かにハイオークの物だね」


「死んだ魔物なんて、どうでもいいから早くいこうぜ」


 と俺がいうと呆れ顔で2人ともみていた


「まぁそうだね先を急ごう 馬車とすれ違う時に、注意してギルドに知らせてもらおう」


 とシーリアとルクスが、相談しながら馬車に戻っていった

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