七話
ギルドに着いたが、特にざわついているとかはなかったので安心した
「ただいま~マリーさん」
「お帰りなさい ルドさん依頼は達成できましたか?」
マリーさんの笑顔に癒されると思いながら
「ばっちり採ってきましたよ」
俺は薬草20束をマリーさんに渡した
「確かに受け取りました すべて問題ないです」
と依頼の代金銀貨2枚を貰った
う~ん宿代にしかならないなんて金を持ってなかったら、宿をもっとランクの低い所に
変えて女将さんの料理を食べれなくなる所だった
美味しいご飯を食べれないなんて考えられない
そういえばもう20束持っているんだった
「マリーさん たくさん生えていたから、薬草もう20束採ってきたんだけど
どうすればいいかな?」
「そうなんですか 掲示板をみて薬草のがあればその依頼を受けれますし
なくてもギルドで買い取りもおこなっていますよ」
「ちなみにギルドでの買い取り金額は?」
「銀貨1枚と銅貨50枚です」
依頼より安いのは依頼が緊急で、欲しい為少し金額を上乗せする為らしい
「じゃ~今日 明日掲示板みてなければギルドに売りますね」
「わかりました」
「掲示板みてきます」
「いってらっしゃいませ」
マリーさんと別れて掲示板を見に行ったが、薬草の依頼はなかったので
他の依頼を受けることなく宿に帰ることにした
その後は、何もなく宿に帰りご飯を食べて寝てその日は終わった
「コケコッコ~ コケコッコ~」
また鶏が鳴いてやがる。おいしい卵を産まなければすぐに絞めて食べてやるのに
籠に昨日着ていた服を置き廊下に出しとけば、洗ってくれるとはいい宿だ
女将さんに昼飯と洗濯代を支払って、今日もギルドに行くことにした
ギルドについて掲示板を見ていたが、薬草の依頼はなかったので
薬草を買い取って貰いにカウンターに行こうとしたら、最初の日にあった
受付のおばちゃんに声をかけられた
「ルドさんすいませんが、こちらに来ていただけますか?」
昨日の馬鹿達のことかな?と思いながらついていくと
「こちらでお待ちください ギルドマスターがもうすぐいらっしゃるので」
「わかりました」
俺が返事をすると、おばちゃんはお茶を俺の前において部屋をでていった
数分まっていると
「おまたせして申し訳ない 私がこの町のギルドマスターのモルトといいます」
「始めまして ルドといいます」
「お話というのはルドさんが、衛兵の所に連れて行った二人のことなのですが」
やっぱりかそれ以外は、一昨日きた俺に声かける理由はないよな
「その話を私にもう一度聞かせてもらえないですか?」
「いいですよ」
殺そうと襲ってきたこと、前回殺して面倒になったことなど、馬鹿二人が話していたことを話した
「そうですか・・・・」
「俺の方が疑われているんですか?」
「いえそうゆう訳ではではないんですが 今回以外に新人を襲っていたってのが
問題なんです」
ま~そりゃ問題だわな
「ルドさんには、迷惑料と二人の懸賞金として、大金貨3枚差し上げることになりました
それと今回の件でポイントは、申し訳ありませんがつかないです」
口止め料か、俺にさえ迷惑がかからなければ貰えるものは貰っとくさ
「あの二人はどうなります?」
「死刑になりますね 仲間を強盗目的で殺したんですから」
「断定したってことは認めたんですか?」
「そうです なのでもう拘束はなくなりました」
なんて馬鹿な奴等だ
知らんと嘘を突き通せば、死刑にならなかったのに頭がよかったら
新人とはいえ仲間を襲わないか
「ありがとうございます お金はどこで受け取ればいいですか?」
「今渡します 大金貨3枚です」
「今回は迷惑をかけてすいませんでした」
「ああゆうやからは、どこにでもいるのでしょうがないですよ」
といい俺は部屋から出て行った
馬車を持っているメリットがないな
町から移動しないし、必要になったらまた買えばいいし売るかな
町をぶらついて、見つけた馬車を売ってる店にに馬車を持っていった
「すいません この馬車売りたいんですけど」
「いいんですか?売ってしまって」
「当分必要ないので、維持費だけがかさむので売りたいです」
「そうですね この馬車と馬なら金貨5枚で買い取らしていただきます」
「それでいいのでお願いします」
「わかりました金貨5枚です」
金を受け取り宿に帰ることにした
それから特に問題もなく、2ヶ月がすぎギルドランクもD級からC級になった
ゴブリン退治の依頼があったがPTでしか駄目か残念だ
護衛依頼 隣町のトロルミへ明日出発
往復で6~8
報酬一人小金貨1枚
募集人数2~4
明日なら宿を延長しなければ問題ないな
「すいませんこれをお願いしたいです」
受付に依頼書を持っていった
「護衛の依頼ですね カードをお願いします」
依頼書とカードを渡して
「登録完了です 明日の朝9時に北門の所にいてくださいね
遅刻されるとペナルティーで、護衛金額減らされたり依頼の
キャンセルになってポイントを減らされますので、気をつけてください」
「わかりました」
鶏がいるから寝坊はしないだろうが、気をつけよう
旅をするにはまずは飯だな
今までは宿で食べていたので、必要なものは何にも買っていなかった
果物と肉はほしいな、調味料はあたなってマジで忘れたいた
俺は、二ヶ月前に盗賊の馬車にあった食料の袋を、二つ魔法の袋にいれたまま
忘れていたのを今思いだした
さすがにここで取り出すのは、やばいな確実に腐っているだろうし
どこか適当な場所は門の外だな
門からでて少し森に入った所で、危険物を取り出してみた
麻袋のまま出して少し放置し、袋に腐った汁がしみでてこないか見ているとでてこなかった
もしかして干乾びたのかと思い、袋の中身を見てみると新鮮な果物や肉が入っていた
「すごいなこの魔法の袋時間凍結の機能までついているのか」
うれしい誤算だった。これで旅に出ても食料の心配することはなさそうだ
一旦町に戻ろう




