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六話

 町からでて15分ぐらい歩いていると、森が見えてきた

 近づくと森の中と続く道が見えてきた

 人間が時々通るのだろう道には、殆ど草が生えておらず歩きやすかったのがありがたかった

 森を歩いていると、水が流れるような音が聞こえてきたので道から外れて

 その方向へ歩いていくと川にでた

 川沿いを歩いていると薬草を見つけた

 俺は薬草などの知識も豊富なので、間違えて違う物を採取して帰るなんてことはありえないのだ

 これもレティーの実験の結果なのだが、トラウマが発動されそうなので考えないようにする


「まだ必要な量には足りないな」


 しょうがないのでもっと上流にいくとした

 歩いていると滝が見えてきて、その周りには沢山の薬草が生えていた

 少し歩き回って薬草40束を手に入れた

 予定の倍採ってしまったが、買い取って貰えるか帰ってからギルドで聞いてみよう

 お腹が空いてきたので、滝を見ながら食べるのもいいもんだと考えここで昼飯を取ることにした


「中身はなにかな?ご飯と肉かいいね~」


 肉の塩加減も抜群で最高の弁当だった

 これから毎回女将さんに弁当を頼もう

 お腹もいっぱいになり何気なく滝を見ていると、滝の三分の二ぐらいの所に花が咲いていた


「お~あんな所に珍しい月光草があるな これは取るしかないな」


 月光草はマナを回復させる上級マナ回復薬の材料で、薬草などより高い値段で取引されている

 普通のマナ回復薬は月見草を使う

 俺は崖を上り簡単に月光草を取ったが、普通の人だと命がけの作業になる


「へ~これが月光草か 実物は初めてみたな」


 それにしても運がいいなと思っていると


「おい 新入り良いもの持ってるじゃないかよこせ」


 と朝絡んできた馬鹿がいた

 うぜ~と思っているPTなのだろうが下種な顔がもう一人現れた


「怪我したくなかったら月光草を渡しな」


 俺はこいつらみたいのが大嫌いなので


「嫌だね そっちこそ怪我したくなければ消えろ」


「新入りのくせに生意気だな 手加減してやろうと思ったが止めた殺すことにする」


「大丈夫か殺しても?この前みたいなのはなしだぜ」


「新入りが帰ってこないことなんてよくあることさ大丈夫だ」


「確かにそうだな」


 と二人で下種な顔して笑い合っていたので、こっちも殺しはしないが手加減は止めた


「おまえら初めてじゃないな今まで新入りを何人殺してきた?」


「どうでもいいだろ死ぬお前には関係ないんだよ」


 といいながら切りかかってきた

 剣で受け止め顔面を殴ると木まで飛んでいき気絶した


「よくも仲間をやりやがったな」


「雑魚がほざくな さっさと来い」


 と言うと顔を真っ赤にして突っ込んできた

 数度剣を合わせて、隙をみて腹に膝で蹴りを入れると血反吐を吐いて気絶した


「しょうがない 町まで面倒だがつれていくしかないな」


 と思いやつらが運ぶにいいもの持ってないかと探すと、ロープを持っていた

 それと財布と武器と道具袋を、俺の魔法袋にいれてこれでよしと

 二人をロープで縛って、引きずりながら町まで帰ることにした


「いて~」


「てめ~殺す」


「こんなことしてただで済むと思うなよ」


 などとわめいていたが無視して歩いていると


「歩くから止まってくれ」


「お願いします」


「助けてください」


 と懇願に変わったが、俺は気にしないで歩き町まで帰ってきた

 俺の姿をみて回りは引いていたが、俺は気にすることなく門番のいる小屋に向けて歩いていった


「なにをしているんだ?」


 と門番さんも困惑気味に声をかけてきた


「この人達に殺されそうになったので、返り討ちにして連れてきたした」


「なんだって!どうゆうことか詳しく聞きたいから、ちょっと待っててくれ」


 門番は慌てて奥へ引っ込み衛兵を3人つれてきた


「詳しい話はこの3人と兵士詰め所で話を聞きたいので、一緒に行ってください

 それとそこの二人は衛兵が預かりますのでお渡しください」


「わかりました」


 と返事をし二人を渡すと


「この二人も冒険者ですよね?」


「そうですよ」


「おい 誰か冒険ギルドにも知らせて責任者を詰め所まで来させろ」


 一人の門番さんが走ってギルドに知らせにいった


「ではついてきてください」


 面倒事に巻き込まれたが、こいつらみたいな屑は大嫌いなのでしょうがない

 これから起こる面倒はしょうがないと諦める

 衛兵について詰め所に入ると


「こいつらを牢屋にいれてから救護兵を呼んで来い」


 命令していたのは南門にいた、隊長のジェードさんだった


「わかりました」


 と二人の衛兵は牢屋へ向かった


「さてとルドだったな 昨日冒険者になったばかりなのに災難だったな」


「そんな簡単に俺の言うことを信じていいんですか?」


「あいつらには素行が悪いし昨日冒険者になったばかりの子が

 こんな嘘をつく理由がないからな」


「なるほど」


 そうゆう考え方もできるのかと、感心していると


「どこで襲われたかと襲われた理由を教えてもらえるかな」


「襲われた場所は北門から出た森の滝のところですね 

 理由は月光草を見つけて採った所を見られたせいですね」


「ほぉ 月光草を見つけるとは運がいいな」


「それともう一つ俺が襲われた以上に大事なことがあります」


「なんだね?」


「俺が初めてじゃないみたいです 前にも殺してトラブルになったみたいなことを言ってました」


「それが本当なら大変なことだ 早速ギルドと相談しなくては


 ルド君悪いが当分この町から出ないでもらいたい それともう宿に帰っていい」


「ギルドの依頼でも駄目ですか?」


「生活もかかってるし 近場でその日の帰ってこれる依頼に限定してくれ」


「わかりました」


 当分この町から出るつもりもないし、なにより女将さんの料理を食べれないなんて

 考えられないから俺にはまったく問題ない内容だった

 もう話す事もないしギルドによって宿に帰ろう

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