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第二話 王家の六男
次に目が覚めたとき、俺は、何か白い石をふんだんに使った、天井の高い建物の中にいた。とはいえ、それが見えたのは少しだけで、詳しく観察する前に、一気に視界がぼやけていった。もどかしい。そばに、顔のようなのが寄ってくる。女性っぽいな。
「□□□□□!」
何を言っているのか一切わからん。
「□□□□□□□□□□。」
???
全くもって意味が分からず、ただボケーっとしてたら、いきなり持ち上げられて、今度は別の人がそばにやってきた。というより、別の人のところに運ばれた。
「□□□□□!□□□□□□□□□?」
ダメだ、分からん。
その直後、俺は急に眠くなってしまった。
次に目が覚めたとき、少しだけクリアになった視界の端で、昨日最後に見た人と同じ人が、近くを静かに歩いていた。




