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書いてる途中で飽きたやつ&ボツのやつ  作者: 七宝


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町夜村(2026)

愛知県愛知市にある町夜(まちよ)村には、村長家族が代々守ってきた祠があった。


そもそも人として当たり前の話だが、その祠を蹴ったり壊したりしてはならないという言い伝えがある。


もし、それを破ったとしたら。

少なくとも「死」は免れないだろう。




愛知愛知年愛月愛知日(愛曜日)の昼下がり。町夜村に近づく男の姿があった。


彼の名は町夜(まちよ) 筋男(きんお)(通称マチョキン)。自分の苗字と同じ名前の村に興味があり、筋肉にものを言わせて沖縄からここまで歩いてきたのだ。


村には入口があった。アーチ状の門があり、その上部には「ウェルカム」とカタカナで書いてあった。


「もし、そこのムキムキの青年」


足を踏み入れようとした瞬間、老年を思わせる男の声がした。


「オーレのことかな?」


声のした方を振り向くと、そこにはムキムキのジジイがいた。


「すごい筋肉ですね、おじいさん」


「君もな」


互いの胸板を触り合いながら意気投合して入村する2人。


「村長、このムキムキの青年がうちに興味があるようなんじゃ」


独り言を言うジジイ。


「えっこれハズレんの!?」


脳内でパチンコの激アツ演出を外すマチョキン。


各々独り言を言いながら、10Kmほど歩いたところで豪邸が見えてきた。


「ここが村長の家の入口だよ」


「入口⋯⋯?」


「ここでベンチプレス300kgを上げることができれば村長の家に招待されるんだ」


「300!? ⋯⋯おじいさんは?」


「ワシはとうの昔にクリアしとる」


「すげぇ⋯⋯」


「じゃからな、君も顔パスで通してやろう」


「ありがとうございます⋯⋯あっ」


「ああ、それか」


2人の目線の先には小さな祠があった。


「これはな、この村に伝わる秘宝なんじゃ」


「秘宝⋯⋯」


「そうじゃ。この祠を壊し、秘宝を手に入れることができれば最強の称号を手に入れることができるんじゃ」


「最強⋯⋯ゴクリ⋯⋯」


「やってみるかの?」


「はい!」


マチョキンは軽くウォーミングアップをした後、足で祠を倒した。


すると祠から黙々と青紫色の煙が立ち上り、人⋯⋯いや、巨人の形を象った。


「な、なんですかこれ!」


「祠を壊すと激強いマッチョが出てきてな、壊した者を殺すんじゃ」


「殺⋯⋯えっ!? そんな、聞いてないですよ! まーこれは当たらんわな」


動揺しながらも脳内でパチンコを打ち、ちょい熱リーチを見届けたマチョキン。


「聞いてないってお前、何も倒さずに祠壊すだけで最強になれると思ってたんか?」


「ぐぬぬ⋯⋯!」


「ということじゃ。ファイッ!!!!!」


激強いマッチョVSマチョキン。


勝負の行方は⋯⋯あっ終わった。


引き裂かれて引っ張られて捏ねられて引き裂かれて引っ張られて捏ねられて引き裂かれて引っ張られて捏ねられて編み込まれて、マチョキンは三つ編みみたいになって死んでしまった。


「やはりコイツもダメじゃったか⋯⋯」


悲しそうな顔で三つ編みを見下ろすジジイ。


「ベーコンエピ食べたくなったのぅ⋯⋯」


ジジイはそう言ってヨダレを垂らしながら豪邸に入っていった。

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