迷い込んだ兎は食べたい
如月の村に帰ってきた
誰もいない集落は美しく濁っていた
観えない光が入り込んでいるようだ。
緑の木々は拒んで阻む壁
夜みたく静かで暗く淡い空気が漂う
綺麗というよりも。
薄気味悪く強ばってしまう
中央入口は井戸がポツンと潜んで村に馴染む。
「帰ってきたぞ。何者か知らねぇ~が妹を返しやがれ」
村の中で薄く煌めく木々の中央に俺は叫んだ
怒鳴る声が、代わり,変わりに聞こえた
此処が会場なら………あるはずだ
失われていた記録媒体は残っている
探せば見つけられるはずだ
掲示版には載っていないが。
存在する意味はあるはずだ!
見つけられるのか俺に、
ならば仕方ないというのか?
「結局………は、………しろと。いうのか」
考えても仕方ない。見付けるのだ俺が
ここで
知る全てを
見つけるまで何度でも何度でも、やるだけ。
ふと、スマホを見る
残ってるバッテリーの充電が40%しか残されていない
ここで充電できる状況じゃないのにおれは
そっと置くこの場所で。
いまいる状況が把握していないが
まず、この事態に収集つけないと大変な目遭うのは間違いない。
「俺が見つけるからな花袮。それまで耐えてくれ、だから。今度こそお前を助ける」
呟く俺の声は闇の中に消える
☆☆☆ ☆☆★★★
ゲームを開催しましょう
さあ、誰が生き残るのでしょうか
読者の皆さんご覧に為さってください
誰に誰を選ぶのを愉しんで頂ければ幸いです