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全部遅いって

作者: 最小値


なんとなく交わしたメッセージから

好きで好きで仕方なかったあの人と

趣味が同じだったことに気づいた


あの時、愛想笑いのぎこちない

当たり障りのないやり取りなんかじゃなくて

本気で笑って自分達の話が出来てたら、なんて



自尊心が欠如してることすらわからなかった

昨日の自分

疑心暗鬼に陥って軽率な発言をして

あの娘をきっと傷つけてしまった

罪悪感がまとわりついて離れない

ごめん。って何度謝っても

あの話は無しっ。って笑顔しか返ってこなかった

風通しの悪い今に変え方なんてあるのか、なんて


どこから変わったのか。すら思わない

全部自分が撒いた種

成長できているなんて全部自己満足だった

もっと上手い自己犠牲のやり方が出来たら


とか今更

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