第二話
「う、うわぁ・・・
「あー!!クソッ・・・
いい加減しつこい。」」
第三話・服装を変えるか変えないか
朝:皆に騒がれながら登校。
昼休み:皆に騒がれながら昼食。
放課後:皆に騒がれながら下校。
「って、
俺ら学校でプライパシーもなにも無いじゃねーかぁああ!!!」
ガンッ
愛が壁を蹴る。
そう、ここは所変わって愛の部屋。
二人ともこのコトに関しては二年目だが、いまだになれないのだ。
「愛、どうどう・・。」
「優〜だってさぁ〜・・。」
「うーん・・。あ!そうだ!!」
「な、何??」
急に大声を出した優に驚きつつも話すよう促す愛。
「じゃあさ、僕らのコトばらさな「駄目。」・・なんでさ・・?」
いいアイディアだと思ったのに・・・などと言っている優を尻目に愛は考えていた。
「(今更元に戻る?!ふざけんな!俺は男子用制服で優は女子用制服?!!
・・・いんじゃね?優、可愛いじゃね-かぁ!!それが毎日拝めるのはいいかも。
はっ!!でも待てよ?優って素がいいから他の男がちかよんじゃね-か?
だ、駄目だ---!!!)・・・つーコトで、駄目だ。」
「服が??」
「ぇ、ええ!?俺、口に出てた??」
「うん。女子用制服がいいとか言っててさぁ、そんなに女子の服が着てたかったの??」
「いや、ちがっ、ちょ・・・。」
「照れるな照れるな!僕もスカートよりズボンのほうが良いし。だから・・
「ストーップ!!違う!俺が言いたかったのはこの制服が可愛いから
他のよりはましだよなーっておもって。別に好んで着てたい訳じゃない!!」
慌てて遮り喋りだす愛。
「なんだ、そういうことか。」
「(あ、あぶねーー!!女装好きの変態とか思われなくて良かったぁー!!!)」
危機は去った、とばかりに汗を拭く素振りを見せる愛だが、
「あのさ、久しぶりに服を交換して街に行かない??」
「・・・」
またもや優が提案したことに冷や汗をかく始末。
なんとかそのままの格好で行くことに妥協してもらった愛だが、
この先でもっと大きな不幸が待ち受けていることはしるよしもなかった・・・。
「買い物、楽しみだなぁ♪・・・」
「・・・・・・」