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星との出会い⑥

両親にそのことを説明して初めて、俺が声をかけたり、身体を避けていた人たちが周りの人には見えてなかったんだって知った。漫画やゲームの中の存在とばかり思ってた幽霊なんじゃないかってことも。


両親からは、そういうものには近づいたり、話しかけないよう釘を刺され、その日は解放された。


しばらくは言いつけを守って、『変な人たちっぽい』奴らには近づかないようにしてたんだけど……見た目はどっちも変わらないもんだから、普通のクラスメイトや先生とかと接するときも、上手く見分けが付かずに、どこかギクシャクしてしまった。


それが先生の目に留まって――気に障って、の方が正しいのかな。

先生から淡白な対応をされ始めるようになった。


それが徐々に無視に変わって、ほとんど無接触になって……それからは早かったな。



面白半分か、先生の対応を真似たクラスメイトからも無視されるようになった。


私物を捨てられたり隠されたり、嫌がらせを受けるようになった。


嫌がらせがエスカレートして、軽い暴力を振るわれるようになった。



そうして、異変に気付いた両親の計らいで、俺たち家族は別の地へと引っ越した。


引っ越した先でやり直そうとしたものの、昨今のSNS普及のせいだろうか、どこからか俺が虚言癖の問題児である、というような趣旨の噂が流れていたらしく、俺の扱いは変わらなかった。


……何度か引越しを繰り返していく中で、俺は人間と幽霊との見分け方を覚えていった。

気付いてしまえば実に単純だったのだが、幽霊は俺が呼び掛けても答えない。それと、物理的に触れることもできなかった。


そうして新たに分かった事実や、年齢を重ねて少しだけ成長した頭を使って、俺は『イジメの事実を両親に気付かれずに振る舞う』術を身に着けた。


ずっと後ろめたかったのだ。俺のせいで苦労を掛ける両親に対して。


今腰を落ち着けている町では、仕事にご近所付き合いと、両親は上手くやっている様子だったし、これ以上迷惑をかけたくなかった。


学校での俺の扱いは、まあ、越してきた当初はそれなりに酷いものだったけど。


……その町で暮らして一年ほど。中学卒業が近づいたある日、俺は疲れ切っていた。


学校では息をひそめて過ごし、家ではその様子を悟られぬよう気遣う日々。それが一年以上続き、精神的な疲労が積もり積もっていた。たぶん、後ほんの少しで決壊するところまで来ていたんだと思う。


いじめっ子による『問題児への教育』という名の軽いリンチをやり過ごし、とぼとぼと放課後の商店街を歩いていた時のことだった。


彼女に出会ったのは。

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