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Meanwhile⑤



『――さて! もう意識の奥では気付いているだろうけれど、今のキミたちは互いの精神が入れ替わり、それぞれの過去を追体験している真っ最中だ! 中身である魂が異なることと、既に深層心理に刻まれた経験から、事実とは多少異なる部分があるだろうがね!』



『にしても、バカだよねえーキミたちったらさ。これがアルトだったら、過去のトラウマに付け込まれるようなことも無かっただろうに。ま、アルトが相手だったら、その時は私にコテンパンにこき下ろされた過去をベースに心象世界を創るつもりだったから、結果は変わんないけどね』



『天空神の器として魂を明け渡すことなく、新たな神として完全に昇華するわけでもなく、ニンゲンと響心魔装(シンクロ・デバイス)のまま、なんていう中途半端な形で私の前に立つから、こうなるんだよ』



『……けれど、キミたちは強い。私と同等の力があることはもう、疑いようも無い。今やアルト以上の脅威と言っても良いくらいだ』



『だからこうする。キミたちの最大の弱点を責めさせてもらう』



『ここから、キミらの最もマイナスだった頃の記憶をベースに、最悪の人生を無限に繰り返させる。私なりの脚色――よりバッドなエンドを送れるように、あることないこと盛り込んでね』



『そうしてキミたちの心を折る。キミたちの力の源泉である、魂を砕く。そうすれば、心神喪失状態の……(なかみ)(うしな)った、空っぽの神位の器が残るだけだ』



『フフフ! もしそうなったら、どうしてやろうかな……♪ 私と同等レベルの器なんて、使い道がありすぎるよ! 単純な人体実験対象でもいいし、これを素体にして世界を創ったら、もしかすれば不老不死への手法が確立された技術体系の世界が生まれるかもしれない! ああ、イザというときの義体にしてもいいな! 都合のいいことに中性だ!』



『ああ、あとどれくらいかな……十分後? 一時間後? それとももっとかかるかな……キミたちの心が折れるのが待ち遠しいよ』



『その時を心待ちに、キミたちの日々を眺めさせてもらうよ……篠崎クン。ディアナちゃん』



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