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夜天を司る神⑦







「ユーハ! ディアナっ! ……って、あれ? リラだけ?」


「かーさま……きたー……」


「あ、うん、遅れてごめんね……って、そうじゃなくて! 今、何がどうなってんの!?」


「あ! アーちゃん、あそこあそこ」


「……アレは、何度か見覚えのある光景ね」


「ふむ、先程の赤上君と似た様相だ。となると、篠崎君は今……ディアナ君の精神を取り戻しに行っている、ということか」


「ってことは、もう王手じゃないですか? やるなぁ少年! 俺のときもそうだったけど、あの技での働きかけには、いくら神様とはいえ勝てっこないだろうしな!」


『……いやァ、分かんねェぜ』


「センパイ。不穏なこと言うのやめてくれません? ていうか見えてるんですか、それ?」


『おォ。かめら(・・・)っつーのが付いてっからな、こののーぱそ(・・・・)とやらにゃあ……じゃあなくてだな。後輩、オマエも感じただろ。さっきの部屋で天空神サマの放ちやがった、ヒくほど統一されてた魔素(マナ)と神威をよ』


「それは……でも、そんなの別に、神様だったら珍しくも」


『いーや。普通の神装神衣じゃああはならねェ。オレだったらもっとバラけてやがる。おそらくユーハ(あのガキ)より、魔装娘(デバイスムスメ)の方が本来の天空神の器として最適だッたんだと見た。それだけの一致を見せてんだ……引き剥がすのだって楽じゃねェハズだ』


「そんな……私たちは悠くんに、何も出来ないんですか?」


『オマエ等の傾国の歌声なら、炎闘神のときと同じように干渉出来ると思うが――』


「それは、ダメ。きっと、ディアナの方にもダメージが出ちゃう」


『……つゥわけだ。となると、オレらに出来ることは何も無ェ。信じて、待つだけだ』


「…………大丈夫、よ」


「アーちゃん?」


「大丈夫! あの二人なら! なんだかんだ言ってあの二人は……最高のパートナーなんだもの」


『ハ! ほんの数分前まで、ガキどもを追いかけるかどうかうじうじしてたやつのツラとセリフとは思えねぇなァ!!』


「う、うっさいですよ!?」


「……あー……」


「お、噂をすれば何とやら、だ」


「ディアナ君の髪色が……黒から白へ戻っていく」


「あ、悠くんも気が付いたみたい――あ、あぶないよっ!?」


『オイオイ、コケてんじゃねェか。まァ、首尾は済んだみてェだけどな』


「……ディアナ(ねぇ)、ねてるー……?」


「うん。きっと天空神を宿したことで疲労が溜まっていたのだろうね。解放されたことで身体の力が抜けてしまったんだろう。気が抜けたのは、彼も同じようだが……尻もちを()きながらも相棒を抱き止めるとは、流石は(マスター)、といったところかな」


「……ユーハ」




「ふー……どうにかなったか……あ、みんな来てんな。手ぇ貸してくんないかな……」


「……マスタ-」


「? どしたディアナ」


「あとで、お時間を頂けますでしょうか。お話ししたいことがあるんです」


「そりゃもちろん」


「お手間を取らせて、すいません……それと」


「ん?」


「ありがとう、ございます。マイマスター――」



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