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エピローグ R: 0点
花が咲くようなあの笑みは偽物だったのだろうか。
最後の瞬間、何を告げようとしていたのかと、答えを尋ねようにも空に溶けていってしまった。
いつまで経っても丸のつかない答案用紙を胸に抱き、今日も望んでいないのに目が覚める。
色褪せた毎日に、赤だけが映える。
いつまでも捨てられないマフラーには1度も触れることができていない。
埃をかぶって汚れていくのに、眩しいくらいに明るい。
画面の向こうで巨額の金を動かすと、使い道もないのに積もっていく。
くだらない日常。
味気ない。
時折、友人が外へと促すけれど俺は部屋から出る勇気も持てない。
寂しくて苦しい。
人生で初めての0点。
まるで帳尻合わせのように重たい意味を上乗せして、未だ俺を縛っている。




