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ケモミミ天使(自称)に絡まれました。〜中編〜

「さぁ!!始まってまいりました!!第...何回目?...まぁいいや!! アルクス学園模擬討伐テストの開始です!!」


おいおい、あんな適当な始め方ででいいのかよ...。

にしてもすんごい歓声だな。


「頑張ろうね!!ミノリちゃん!!」


「退学にさせられないように頑張るよ...」


「ミノリなら出来るって!!」


「ありがと...なんとか頑張るよ...」


残り一週間でファイアは打てなかったよ...。


まぁなんとか手で触れた物を爆発させることができるようになったから良かったけど...。威力が小さいんだよなぁ...。

あ、ちなみに『ボム』名付けました。


...思ったけどこれってスコットと闘う前にモンスターで詰むんじゃ...。


ってそんなこと考えてもダメだっ!!なんとかなるだろ!!たぶん...。


「ミノリちゃんは最初、モンスター模擬討伐からだね」


「え?モンスターと対人って別れてるの?」


「ミノリ...まさかとは思うが説明聞いてなかったな...?」


俺はその時、頭の中で蝶々と戯れてたと思います。本当すみません!!


「モンスター討伐と対人戦は分かれていてそれぞれAブロックとBブロックに分かれるんだそれで勝ち抜き戦で決勝に進んでいくんだ」


「そうそう! で、ミノリちゃんはモンスター討伐が最初ってわけ!」


「なるほどぉ...」


「因みに優勝者には豪華商品があるんだよ!!」


「豪華商品?」


「確か前回は万能薬だったっけ?どんな病も直すっていう 今年はなんだろうな」


なにそれすげぇ!?なんでもって!?


「じゃあ私たちは対人戦からだから!また後でね!!」


「う、うん また後で」


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えーっと最初のモンスターは...野良うさぎ!?

それってただのうさぎじゃ...。

もしかして楽勝じゃね? これだとすぐ優勝目指せるんじゃね!!


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無理っすわ...。なんだよあのうさぎ...。

なんで...。

なんで......。

なんで!ムッキムキのボディビルダーみたいな体してんの!?

化け物やん!! そうだ!!化け物( モンスター)だった!!


えー...どうやって戦うのこれ... うわっめっさこっち見てる!? キモッ怖ッ!?


取り敢えずボムでなんとか倒すしかないな...。

光魔法使ってショッカーに連れ去られたら身も蓋もない!! やってやんよ!!


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野良うさぎには...勝てなかったよ...。

無理ですわ...あれは...。

あんなムッキムキな体しててなんで魔法使うん? しかもファイア使ってたよ...俺使えないのに...。あんな脳筋以下なの?俺って...。


「あらら〜?負けてしまったの〜?あんなひ弱なうさぎ1匹に!? この調子だと退学は確定ね! 貴女との対人戦は楽しみにしてるわね!」


くそっ!!なんだあの女!!あんなムキムキのウサギがひ弱なわけがないじゃないか!!!


対人戦までまだまだ時間あるしアリスちゃん達の試合見てこよ...。


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なんていうか凄いとしか言えない...。


アリスちゃんとルーク君 強いだろうな〜 とは思ってたけどここまでとは...。


アリスちゃんは身軽な体を使って相手を翻弄して攻撃...。

ルーク君は得意な土属性と剣術で相手を倒していく...なんだこの2人...次元が違うじゃないですか...俺って......。


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「2人とも凄かったね...」


「そんなことないよ〜 いつも通りだよ!いつも通り〜!」


「なんでそんな落ち込んでるんだ?そういえばそっちはどうだったんだ?ミノリ?」


「...ました...」


「「え?」」


「...負けました...」


「「あー...」」


その時の2人の顔を忘れることは一生ないと私は思いました。


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「さて!後半戦!!今度は対人戦、モンスター戦を取り替えての戦闘となります!!先ほどはどちらも凄い戦闘でしたね!!ルイーダさん!!」


いやルイーダって誰だよ。


「そうですね〜 最初の戦闘の野良うさぎと戦っていた選手がやられた時はつい笑ってしまいましたね〜」


よし、あいつは後で絶対にシメよう。


まず対人戦はドクターと何回もやったしなんとかなるだろうとは思うけど...。

どうやってボムだけで倒すかだよな〜...。

ま、まぁ武器の持ち込みありだからなんとかなるでしょ!


やれるだけやりますか!!

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