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職業適性

三日連続投稿!


後何日続けられるかなあ?


まあ、できるだけがんばってみます!

「『繊月海月(ロスト・エモーション)』? それがお前の能力なのか。……何も起きてないようだが?」


 武藤さんが不思議そうにこっちを見てくる。確かに能力と聞いて何も起きないなんて事があったら驚くだろう。


 しかし、今現在も継続的に能力を発動させている。ただ、強弱がどのくらい効くか、劣化させるときの速度はどのくらいか、精神を劣化させることによって何ができるか。確かめることが沢山あるから位置から確かめているところだ。


「……少し待ってて下さい。今何ができるか確かめているところなので」


「お、おう。いくらでも待ってやるが、どんな能力なんだ?」


 武藤さんは困惑jした様子で周りを見渡している。どこかで能力が発動していないか見るためだろう。まあ何処にも目に見える変化は無い訳だけど。


「この能力は、あえて言うなら精神劣化の能力です。どんな激情に駆られようと平静になれるっていう能力です。……まあ、使い道は今のところ寝起きが良くなったりとか、拷問に耐えられるとかそんなところしか思いつきませんけどね」


「感情を制御する能力ってわけか。そんな能力前例がないから能力に名前付けて良いって言いたいところだが、もう付けてるし、さっきのでいいだろ?」


「はい。お願いします。確か能力名はカードに登録されるんですよね? 呼べば戻ってくるとも言ってましたし」


「ああ、だから取りあえず漢字まで教えてくれ。じゃないと登録できなくてな」


「新月の次の月を表す繊月に、海にいる月って書くほうの海月(くらげ)って書いてロスト・エモーションて読ませます」


 武藤さんは懐からメモ帳を取り出してさらさらとメモを取る。それにしてもマイナーなはずの繊月で分るなんて何時代の人なんだろう。この世界では寿命がないらしいし紀元前の人と書いてもおかしくはないはずだしな。


 武藤さんは書き終わると「これでいいか?」とメモ用紙を見せてくれた。そこには無骨な外見からは全く予想できないほど流麗な文字で、予想通りに一字一句間違えていない能力名が記されていた。


 僕はそれにうなづくと、この間にも確かめていた能力の特徴を教えていく。能力が溢れているこの世界の人なら僕の能力についても新しい使い方も知っているだろうし、別に悪用なんてできないような能力だから隠すこともなく言った。


「それにしても最近の能力はルビだか何だか知らないが、書きづらいのが多いいな。俺の能力名なんか『停止の魔眼』なんて言うどストレートなもんだぞ? もちろん能力もそのまんまだ」


 武藤さんの能力は停止の魔眼らしい。だからこそ知りもしない能力をあっさりと試させてやるなんて言えるんだろう。


「えーっと。とりあえずお前の能力は一応分ったが、それって無意識でやってることにも使えんのか?」


「まだ試してないんで分かりません。今試してみます」


 そう言って『繊月海月(ロスト・エモーション)』を発動させる。何を劣化させよう。無意識でやってることか。無意識に動かしてる物の中でも心臓みたいに発動してしまったら危ないところは除くとして何処にしよう? 


 少しの間照準した後、無意識でやっていた瞬きをしたのが見えたのでちょうどいいと思い、瞬きをするという意識を劣化させる。


「そんで何を劣化させたんだ?」


「瞬きを劣化させてみました。あれも無意識でやっているものですから」


「そうか。……効果分かりにくくないか? 確かにまだ瞬きしてないが、我慢しようとすればできるだろ?」


「まあ、確かに我慢しようとすれば出来ますけど……」


「あ、そうだ。いいの思いついた。ちょっとこっち来い」


 何かを思いついた様子で武藤さんが手招きをしてくる。


「なんですか? 別による必要は、うわあ!」


 武藤さんに近づくといきなり拳を顔面に向かって思いっきり突き出される。驚いて一歩下がる。


「何するんですか! 危ないじゃないですか!」


「ああ、実験だ。ところで今瞬きしたか?」


 そこまで言われてはっとする。確かに実験だ。そしてその効果は抜群だ。


「全くしませんでした……。ということは僕の能力は無意識相手でも効くようですね」


「それは良かった。だったらお前はこんなのもできるはずだ――」


 武藤さんは僕の能力に対して一つの案を出した。その案は実際にやってみてもちゃんと成功し、大きな効果を表した。


「これで何個かお前の能力にあった職業を紹介できるな。お前は何になりたいんだ?」


 僕は少し悩んだ後、はっきりと答えた。生きてた時からやっていた事だからあまり悩まずに済んでよかったと思う。




「僕は騎士の職業を希望します」


 

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