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追憶の笑顔  作者: ぺぺ
3/4

予感

こんにちは!ぺぺです。

今回も短いです。

初心者なので、文章の不届きや拙さはお許しください。


 女が地上に上がると、そこには崩れた屋根、ヒビの入った壁、下敷きになっている生徒や教師など、見るも無惨な光景が広がっていた。

 女が呆然と眺めていると、すぐに、「9」の残骸の下敷きになっているのが碧だと気づく。慌てて駆け寄り、苦労しながらも碧を引っ張り出すと、開口一番碧は


 「はぁ、、ぅ、ぁ、、、ゆ、、由梨は?由梨は無事なの?」

 と聞いてきた。


 女は少し迷ったあと、


 「そうだ、そう、由梨が!!落ちてきた天井の下敷きになって、一人じゃ駄目で、誰か呼ばなくちゃと思って上がってきたんだった!!早く行こう!!」

 と平然と嘘をついた。


 碧は嘘に全く気が付かず、ふたりで「7」に走った。走っている途中、女は碧に地下で起きたことをどうやってごまかすかを考えていた。

 そんなときだった。ドォォォォン!!、ガラガラガラ!!!! 、と耳を塞ぎたくなるような爆音がした。

余震が来たのだ。余震はあまりにも大きく、女はまた立っていられず、碧と一緒に座り込んだ。そして、、。


 ガッシャーン!!!!と大きな音を立てて、、、。




 「7」は、内側へ崩れ落ちた。






 


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 屋根とたくさんの壁の破片が自分の上に降ってきて命が無事な人間などいない。あのとき、由梨は死亡した。女はもともと、人は必ず死ぬ、と割り切っていたのであまり悲しいとは思わなかった。しかしそれにしても、、、、、、。

 目の前で親友の一人が死んだのに、口封じが出来て良かった、と思ってしまった自分に、女はかなり自己嫌悪感を感じた。


そして、由梨に言われたサイコパスという言葉が耳から離れない。もちろんサイコパスが直接犯罪者と結びつかない事はわかっているのだが、なぜか、、、。




 自分が将来、サスペンス映画の猟奇殺人鬼のように、、、。犯罪を犯す気がしてならなかったのだ。





お読みいただきありがとうございました!

続きも書くつもりですので、よければまた来てください。

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