表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/105

第六章(2) 両親と日にち調整をしました Byジーク

「近いうちにジークと一緒に本邸に来ないか?」

そうお父様が電話越しにいるエルザに言ったとき、僕は身構えた。 

当主を辞めさせられるかもしれない。


お父様とお母様に、今回の事情を説明したから、これ以上詳しく聞かれることはないと思う。

それでも、昨日の僕の説明で二人が何を思ったのかは、わからない。

僕がエルザを置いて逃げてきたと思われているのかもしれない。

または、エルザを狙っている人に、ここまで対応できていなかったことを怒っているのかもしれない。


「電話ではなく、お茶やお菓子を食べながらゆっくりお話をしたいと思ってるの。何も身構える必要は無いわ。」

お母様がそう言っているのを聞いて、多分エルザも不安そうな声で話していたのだろうと思う。

僕はお父様に電話をかわって、電話から少し離れた椅子に腰掛けていた。もちろん、エルザの声は聞こえない。


僕もその話は聞いてないな・・・

そんなことを思っいると、電話は終わったようだった。

「電話、以外と早かったですね。もう少し話していれば良かっのでは?」

「そうね。でも、昔からエルザは疲れていても何でもこなしていたでしょう?休ませるには、私達や他の人が言う他ないのよ。」

「そうでしたね。」

「それより、ジーク、仕事の空いてる日、あるかしら?」

「ええ。私の仕事は、日にちで決まるものではないので。いつでも大丈夫です。」

「そうか。それなら、今度の月曜日にしよう。いいか?」

「ええ。大丈夫です。エルザにも伝えておきます。」

「話の内容なのだけど・・・」

「エルザの今度のことについて、話しておきたいの。」

「今後、ですか?」

「ええ。私達も悩んでいるのよ。それについて、本人の意見を聞きたいわ。」

「あと、普通に、娘の顔が見たい。」

「それがメインよ!!!」

「そうですね。その話はエルザにはしないでおきます。」

「ええ。そうして。」

「それでは、僕はそろそろ帰ります。一日お世話になりました。」

用事も済んだし、もう帰ってもいいだろう。 

「ジーク、ありがとうね。色々と。」

「いえ、僕にできることをしてるだけです。」

僕はそれだけ言って、まとめていた荷物を持って家を出た。


エルザの今後について、か・・・

今度こそ、フェイには、彼には幸せになってほしい。

そう思っている。

でも、彼は現在執事という僕たち貴族よりも低い身分の人だ。

結婚を全力で応援したいのだが、そう簡単にはいかないだろう。

これからもエルザとフェイは色々と大変だろうな、と思いながら、無事、戦いが終わってよかったと思う僕だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ