表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/105

第五章(5) いよいよ父と対面 Byフェイ(律)

○月13日金曜日午前10時

建物に侵入者が来たことを知らせるアラームが鳴った。


「では、行ってきます。」

「行ってきます。お母さん、律のお母さん。」

「ええ。行ってらっしゃい。いい?生きて帰ってきて。」

「私たちは、ここで軍に指示を出します。終わったら、サヤの部屋のタンスを左に。」


僕の母は何を言っているのだろう?

サヤの部屋に何かあるのかもしれないけど・・・・


「タンスを左ですね。わかりました。」

「柚紀ちゃん、こっち来て。」

母は柚紀を呼んで、何か言った。

「わかりました。」

柚紀は笑顔で答えていた。

何を言ったのだろう?

聞きたいけど、聞いていいことではないかもしれない。

そう思ったので、聞くのをやめた。

「待ってます。」

「わかりました。」

「何かあったら、必ず逃げて下さいね。」

「わかりました。」

「律、今回こそ、柚紀ちゃん、守りなさい。」

「そのつもりだ。」

今回こそ、守り抜く。

「私は、柚紀の事そんなに思わなくてもいいと思うわ。二人とも、生きて帰ってきて。」

「はい。」


僕と柚紀は一つの部隊を連れて門のところに行った。

そこには、僕の父がいた。


「まずは僕が行く。部隊の人は彼女を守れ。いいな。」

僕は部隊に指示を出した。

「もちろんです。」

僕はその返事を聞いて父のもとに一歩足を進めた。

「くれぐれも、冷静に。」

柚紀が小さな声でそう言った。

「うん。」

僕は父へ近づいた。

すると父はすぐに僕に気が付いて、近寄ってきた。


「律、やっと会えた。」

「・・・」

僕は会いたくなかった・・・

「何で死んだ?」

「・・・」

柚紀がいない世界では生きれないからだよ。それも父に殺されたなんて、どうやって生きろっていうんだよ

つい、そんなことを言いそうになる。

けど、柚紀の冷静にって言葉がなんとか言いそうになるのを止めてくれた。


「まあいい。この世界は僕らがもらおう。この世界で二人で素晴らしい国を作ろう。」


ああ、やっぱり・・・

この人、懲りないな。

そう思った。

「まあ、いい。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ