表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/105

第四章(15) ・・・私、死ぬの

疲れて、寝ることにした私だけど、もちろん、寝れなかった。


死んでしまうのではないかと。

また、死んじゃうんじゃないかって。

そうなったら、今度こそ、1人になっちゃう。

今回は、お母さんも、律も、律のお母さんもいたけど。

私が死んだら、みんなは、どうするんだろう。

私は、もう、律には死んでほしくない。

自分を責めないでほしい。

だけど、また、会いたい。


会うには、死なないと、いけない、よね。

じゃあ、私は・・・・


願っていることが、自分勝手で、嫌になる。


あ、でも、私には、ネックレスがあった!!

死ななければ、問題ない。

さっきの復習をしよう。


そう思い、私の机にあったネックレスを取ってきて、首に付けた。

よし・・・


「『バリア』!」

目をつぶって言った。


・・・


なのに、感覚がなかった。

目を開けると、何も変わっていない自分の部屋があった。

さっきは、膜が、あって、かすんでいたのに。

なんで・・・


もう一度!!

「『バリア』!!」


・・・


あ、私、死ぬんだ。

そっか。

期待してた、私が、馬鹿だったんだ。

そうだよ。

あの人は、私を殺しに来たんだ。

あんな、残酷なことを、出来る人だから、今回も、ああやって・・・


その時、ドアが開いた音がした。

また、聞かれちゃったか。

「大丈夫、です。ちょっと・・・・」

私は下を向いたまま言った。

言って少しして、誰かに抱きしめられていることに気が付いた。


「・・・あの。」

「何が大丈夫だ、柚紀。」

「え・・・」

私を抱きしめていたのは、律だった。

「こんなに震えて。」

「大、丈、夫。」

「さっき、倒れたって?」

「・・・倒れてない。」

「さっき、女の護衛が、僕のところに来て、教えてくれた。」

「・・・」

「しんどいなら、しんどいって言え。僕が、今まで隠してたことを、急に知って、狙われてると知って、しんどくないわけがない。」

「・・・ねえ、律。」

「ん?」

「・・・私がいなくなったら、律がしたいようにしなよ。」

「は?」

「私がいなくなったら、前の律みたいに、自殺しても、この世界で生きててもいいからね。」

「急に何言いだすんだよ?」

「・・・私、死ぬの」

私はそう言った。


律は、驚いた顔をした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ