第三章 (8) サヤさんの行動 By フェイ
「こっちに座って」
僕はエルザ様の朝食が終わると、エルザ様と共にジーク様の部屋に来ている。
「・・・・・・やっぱり、話しにくいよな」
「まあ、僕たちだけということに、サヤさんは気にしてしまいますよね」
「まあ、僕が止めたから、なんとか時間を作ることが出来たけど」
「あの、ドアのところにいますけど・・・・」
「え!」
部屋に入って少しした時、ドアが微かに動いたのがわかった。
サヤさんを仲間はずれにするわけにはいかないか。
「サヤ、部屋にいなさいと言ったはずだが?」
「すみません。朝から皆さんの空気がいつもと違ったので、何があったのか気が気じゃなくて・・・」
「サヤ、今日一日、あなたは仕事をしなくていいわ。休暇とします。部屋で休みなさい」
「「エルザ様・・・」」
「エルザ・・・」
「わかりました。その前に、少しだけ、フェイさんに伝えたいことがありますので、お借りしていいですか?」
「ええ。手短に」
僕はよくわからないまま、廊下に出た。
「何かありましたか、サヤさん」
「・・・・・・」
「サヤさん?」
何か変だ。
そう思っていると、サヤさんは僕に近づいてきて、いつの間にか僕の頭をなでてていた。
「・・・・怖くないよ」
「サヤさん?」
「・・・・・・ごめんね。そばにいれなくて。今回は、近くにいるから、早く、決断しなさい」
「・・・サヤさん?」
「サヤ、話、終わった?」
その時、部屋の中からエルザ様の声がした。
「はい。では、失礼します」
そう言って、サヤさんはどこかに行ってしまった。
さっきのは・・・・
何だったんだろう?
少し懐かしい気がした。




