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第二章(14) 目が覚める
ムクっ・・・
「エルザ・・・?」
「お兄様?」
「もう大丈夫そうか?気分はどう?」
「もう、大丈夫」
「今日、午前中、体調が良くなかったと聞いた。どうして言わなかった?」
「だって、お兄様とお父様とお母様が食べるご飯、選びたかったし・・・」
「でも、健康が一番だろ?無理はしないように。明日は一日ベッドにいなさい!」
「え〜、もう大丈夫」
「駄目だ!」
「ほら、熱下がったし、顔色、良くなったでしょ?」
「まあ・・・」
「家の中で大人しくしてるから」
「わかったよ。今日は、もう寝なさい」
「うん。また、何かあったら、よろしくね、お兄様」
「何言ってるんだ?もちろんだよ」
お兄様は、そういった。
私には、今でもわからないことがいっぱい。
あれは、夢なのか、または、私の前世なのか。
では、私はそのままここに来たのか。
お兄様は、お兄様ではないってことなのか。
フェイを見たことがあると思ったことと関係があるのか。
わからないけど、前よりも、少しだけ、スッキリした。




