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第二章 (11) 夢・・・
私はなぜか知らない人の声を聴いて目を覚ました。
「柚紀、大丈夫か?疲れが溜まってきただろ?体に良くないよ」
「わかってます。でも、律さんと結婚するための書類を書いたり、貴族の皆さんに手紙を書いていたら、こんな時間になってしまいました。ですが、律さんと結婚し、王妃となることが、とても幸せだということを実感しております」
律が抱きつく。
「そうだね。結婚式は来週。それまでに体調は整えておくんだよ。王妃が無理をすると、国民も悲しくなってしまうからさ」
「ええ、わかってます。私のウエディングドレス姿、楽しみにしていて・・・」
イヤーーーーーー
私が見ていたのは夢だった。
それもとても素敵なラブストーリー。
なのに、どこかで『やめて!』と言っていた。
何がだめなのかな。
こんな幸せな夢。私小説のラブストーリー嫌いじゃないはずなのに。




