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第二章 (10) 病状の報告 By フェイ
「ジーク様!エルザ様のご容態は?」
ジーク様が、僕の部屋にいることに驚いたけど、まずはそれが知りたいところだ。
「大したことない。疲れが溜まっていたことによる発熱だってさ」
「そうですか、大事にならなくて、何よりです」
風邪とかなら、治りは早いけど、疲れからくる熱は、あんまり下がらない。これで、近いうちに旦那様と奥様が来ることはなさそうだな。
「ああ、ありがとな。僕は、部屋に戻るよ。君も早く休みなさい」
「はい」
僕は、ジーク様が部屋を出ていくのを見ていた。
もし、今回のことで完全に思い出したなら、話は早いけど、中途半端に思い出したなら、面倒。
今頃、エルザ様は、どんな夢を見ているのかな?




