第二章 (4) どうして私はこんなに世界を嫌っているの?
コンコンコン
どこかでノックの音がする。
「・・・エルザ様、そろそろ夕食のお時間です」
私は・・・・
エルザ様
「行く」
「着替えさせていただきますので、中に入ってもよろしいでしょうか?」
「ええ」
もう、なんか面倒になってる。
私、ここになんか来たくなかったな。
「エルザ様、顔色が良くないです。やはり、夕食はメイスンさんに特別体に良いものを作っていただいて、こちらで食べられてはいかがですか?」
「・・・大丈夫よ」
「ですが・・・・」
「一週間前のお兄様の心配のしよう、あなたも知ってるでしょう。お兄様もお疲れなの。私にこれ以上心配させるわけにはいかないわ」
「・・・わかりました。ですが服装は軽くさせていただきます」
私はサヤに言われるまま、着替えて、部屋のドアを開けると、フェイがいた。
「フェイ・・・あなた、私についていなくてもいいのに」
「エルザ様、顔色が良くないですが、どうかなさいましたか?」
「・・・大丈夫よ。早く、お兄様のところに行かないと」
「ですが・・・」
フェイも、私を止める。
「私はお兄様に心配をかけるわけにいかないの!・・・早く、行きましょう」
「わかりました」
フェイは、とても悲しそうな顔をした。
・・・この顔も見たことがある。
お兄様との夕食は、昼食同様全然食べれなかった。
部屋に戻ると、すぐに寝てしまう。
そして、夢を見る。
『私、あの人に会ったことがあるの?』
『今は教えられない』
『どうして?』
『あなたは忘れていた方がいい』
『・・・忘れているの?』
『思い出そうとしちゃ、ダメだよ』
『なんで?』
『あなたは、つらい過去を思い出すことになるわ。あなたの辛さは、他の人と比にならないの。その理解者がいた世界と、今はまだ会えていない世界では、あなたの人生が変わってしまう』
『なら、なんでここに連れてきたのよ!いらないわよ!』
あれ、なんで私はこんなに世界を嫌ってるの・・・・・・・・?




