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幽霊原理記
幽霊とは、死んだ者が成仏できずに、何らかの形で姿を現したものである。
では、その幽霊の「姿」とはなんだろうか?気体か、或いは個体であるのか。生物なのか?
一般的に、幽霊と言われて人々が連想するポピュラーなものに、白くて顔がついたようなデザインの物がある。わかりやすい例として、「ねないこだれだ」のアイツ。
私はアイツの体の構造として、なんらかの成分でできた煙、あるいは雲のように水滴が沢山集まったものと考える。魂が水滴や煙の集合体を作り、肉眼で認識できるような姿に化けるのだ。