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ヴァイキング2

ヴァイキング2です。

ひとりがずっと話したらどんな感じになるかなと思ってやってみましたが、そんなに悪くないと思います、はい。

「すこし、歩きながら話しましょうか。」


「驚かないで聞いてね、アイン。まず、ここはあなたの考えてるような遊園地ではないの。」


「何言ってるんだコイツ、みたいな顔しないで。ええ、確かにここは遊園地ではあるんだけど、その場所が違うの。」


「つまりね、ここはあなたが考えてる遊園地の近くにある秘密基地みたいなところではないの。」


「あなたもなんとなくわかってるでしょう?なんせ倒れた時と景色が違うはずなんだから。」


「え?わからなかった?...まぁ、それは置いておくとして。」


「ここはね、簡単に言うと生きてる人が来れないはずの所なの。」


「あの世とはちがうのか?えぇ、ここはあの世とは少し違うと思う。思うだなんて曖昧な表現しかできないけれど、私もあなた達のあの世の概念がよく分からないから...。」


「もちろんあなたは死んでない。死んでないけれどここにいる。これはつまりあなたが誰かになにかされたってことしか考えられないの。」


「誰がかって?誰かなんて一人しかいないじゃない?」


「フィス。」


「そう、これはフィスの仕業に違いないわ。」


「彼の正体はこの遊園地のような世界に人を攫っては精神が壊れるか体が壊れるまで弄ぶことを趣味としている()()の如き人物。」


「彼の魔の手から逃げ延びたものは誰一人としていない。何故ならこの世界からどうやって出るかわからなかったから。」


「でも、私は知っている。ここから出る方法を。それは難しい事だけど不可能ではない。そしてあなたならそれがきっと出来ると思う。」


「早く教えろって?慌てないで、今教えるから。」


「それはね、フィスを殺すこと。」


「子供の私がフィスに勝てるわけない。そんなことを考えてるの?」


「そうね。たしかにあなただけなら絶対に無理でしょうね。でも、私が一緒なら...」


「え、そういう事じゃない...?あぁ、人を殺すことに倫理的に問題があると言いたいのね。」


「わかるわ、その気持ち。でもね彼を殺さなければあなたは殺される...いえ、いっそのこと早く殺してほしいと思うようなことをされてしまうはず。それでもいいの?」


「それに、あなたがやらなければもしかしたらあなたの後にも、多くの人が彼に攫われて殺されてしまうかもしれないの。そんなこと許せる?」


「それでも人を殺すことには躊躇いがあるって?」


「...そう、それなら、これを見るといいわ。」


「今まで歩いてきたのはここに来るためだったの。このフィスに攫われて来た人の末路、ヴァイキングに。」




「アイン、あなたはこれを見てもまだフィスを殺してはいけない。そんなことが言える?」


一体フォールンがアインに見せたいものとはなにか!?

より謎の深まったフィスとは何者か!?

そしてフォールンの話を聞いてアインのとった行動とは!?

次回『フィス、死す!?』

(ごめんなさい。やってみたかっただけです、はい)


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