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ファンタジーは現実へ  作者: ぽこぴ
火属性強化訓練編
60/85

感じた友情

この涼風とかいう餓鬼…。なんつー馬鹿力してやがる!!

それに加えて機動力もありやがる…

まずい…ガチでまずい!!

これじゃあいつを1発も殴れずに…!



俺は次々に部屋にあった物を敵に向かって投げ続けた。

壁の所々を蹴り、直線上の動きで敵を撹乱。


(まずい…!なにか反撃を!)


俺は餓鬼に殴りかかろうとするも…


「ガッァ!」

衝撃波が俺の体に炸裂するのだ。



(くっ…!まだ俺の動きが捉えられてる…!

もっと早く…!もっと多く!投げたものをまた投げて時間を稼げ!!)


涼風…無意識か知らないが異能…使えてんじゃん。

涼風の物を投げるスピードは完璧、だが少しの隙があるせいで奴が反撃できてしまう…。


だからそこを俺が補うんだ

伊達に演習室で訓練しまくった訳じゃない。


俺は涼風にアドリブで合わせつつ、涼風の投げたものに衝撃波が当たらないように調節していった。


やつの視界を完全に奪った1秒。


2秒。


3秒。と過ぎていった、



(負けるのか…?!こんなクソ野郎に…1発も殴れないまま…?)

ふざけるなよ。


「皆殺しておいて自分は青春ごっこか?!!

ふざけんじゃねぇぇ───っっガッァ…っ」


俺の一撃で奴は地面に突っ伏した。

その一撃は確かに、明確な動機を持っていた。


「涼風…」

「なにか、わけがあるんだろ?時間あった聞くよ。ていうか…物散らかしてごめん…」

「俺がやってっつったんだ。謝んなよ」


そのまま肩を組み、研究所を出た。




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