呪い2
「ぐっ!!」
足元での小爆発に俺は少し体勢を崩す。
(ダメだ…完全にやつの策略に…!)
俺もまた距離をとり、動向を伺う体勢に入る
発動条件はないのか?
ただ手当たり次第にトラップを設置できるほど異能は便利な道具じゃない…これは奴に限らずの話だ。
俺は十分警戒をしながら思い返す。
戦い始める直前にやつは自分の鎌を触っていた。
ニヤっと誰が見たって不快な笑みを浮かべる。
(そうか…そういう事か)
触れた部分にトラップを仕掛けられる…。
一定の衝撃が加わらなければダメ、や斬撃での衝撃…などなどは戦ってあぶりだせばいい!!
「何か分かった顔だな」
「お生憎。もう攻略できる!!」
思いっきし踏ん張り、距離を詰める。
(俺のチャージは先程の交戦で7発まで来ている!!3発なんて…!)
「はっ?」
俺の大太刀は左から大ぶりで腰に抜けるつもりだった。
そう…つもりだった…。
、、、ガチィン!!という音と共に俺の太刀は左上で鎌に抑えられて止まった。
「これで2発…だろ?」
奴は俺の腹に触れ、また大ぶりの殴りをかました
その威力は尋常ではなく、俺は数十メートル程か、吹き飛んで行った。
「あ…があぁ!」
衝撃のトラップに加えて打撃!!!
「クソ……クソクソクソ!!!」
「弱すぎ…か??!」
反逆軍のフロント張るようなやつだと聞き、強ばっていたが…意味なかったか??
奴は俺に背を向けてしゃがりながら腹を押え、大太刀を寄せて何かぶつくさぶつくさ言いながら何やら刀を叩いている…のか?
あとは鎌で串刺し…か━━━━━━━━━━━━
その瞬間、奴がギロリ、と振り返り大太刀を振り抜いた。
「ガッ!!ぐっっ!」
チャージの完了…?!何故?!!!
2発残って…。
「ここで死相…か…!気ぃ抜いちまった」
「はっ!クールぶっといてそれかよ。」
でもなんでこいつ死んでねぇ!おかしいだろ?!
直撃したはずだぞ?!!
やつの体が割れ、血飛沫をあげると思いきや…デカい斬撃が逆に俺の横を飛んでいくのがわかった。
ヒヤッとし、後ろを見るとビルが断裂しかけていたのだ。
振り返ってみると奴の割れていた体は確かに傷ついてはいたが切れてはいなかった。
「はは!なんで死んでねえんだよ!」
手で目をおおって笑う。
「直撃したはずだろ?!どういう仕掛けだよ全く!!」
俺は奴を見て、俺にしてやられた感を持っていたし、加えて余裕そうな風体を装っていた。
(言う訳もなく…って感じかよ)
ケケっと笑い俺はマジックを明かすエンターテイナーのように話し出す。
「俺はさ!!あんま使いたくねえんだ!フェアじゃねぇからな?!このナイフでチャージしたんだよ!!あの金属音はそういうこと!!」
「ケタケタと。こっからが勝負だろ?」
「さあやろうか!!」




