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ファンタジーは現実へ  作者: ぽこぴ
異能団入団編
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高校生活と薬の目覚め3

「ただいまあ。」


今はまだ姉ちゃんも学校で母さんも仕事だ。

この時間は大抵いつも一人でいることが多い。


バックを置き、自分の部屋に行って布団に思いっきりダイブをする。


その時ポッケに入っていた瓶の中の薬が動き、チャリチャリと音を立てた。


俺は不意にポッケに手を伸ばし瓶を再度舐め回すように見渡す。

なんの薬かなあ?

なんて思いながら瓶を握ったまま、俺はそこで寝てしまった。


次に起きた時は姉ちゃんが帰ってきた時だった。

玄関の扉が開く音で目覚め、俺は瓶を自分の部屋の本棚にトコッと置く。

そして2階の自分の部屋から1階へと軽快に降りて行った。


「寝てたの?」


「あぁ。寝てた」


はいこれ。と学校帰りに寄ったスーパーで買ってきた俺の大好物のコアラのマーチとカップラーメン。

そして野菜などなどを机の上にドサッとドスの効いた音を出しながら置いた。


「お母さん今日少し遅くなるって。」


「へい」


そして俺の姉ちゃんはカップラーメンを食べ、あとは適当にテレビでも見てからそれぞれ金曜の夜を越した。



〜〜緊急事態〜〜

まさかの土曜の11時に起きてしまった。

というか起こされたのだ。姉ちゃんに腹に一撃ぶち込まれて。


「昨日あんま買えなかったからあんた今日買ってきて!はいこれお金!」


そう言ってから5000円をバン!と差し出して姉ちゃんは自分の部屋に戻って行き、なんなんだアイツは…と小声で言う。


俺は私服に着替えて靴を履き、扉を開けた。

空は曇っていてなんとも言えない湿り気で俺は顔をしかめる。


風も嫌な感じで尚更嫌で嫌でしょうがない。


ーーあの野郎絶対この日に自分で行くのが嫌だから俺に行かせたな。

絶対そうだ。と心の中で、野郎、という言葉さえも使って(けな)している途中、俺はある飲食店の入口の横を通った。


俺が通るのと同時ーーそこからある男性が、痙攣しながら出てきたのだ。

俺の嫌な予感…何も仕事をしない約立たずだ。


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