異能の使い方
ドアが閉まる寸前。
ほんの数センチを涼風は通り抜けた。
その勢いを残したまま、マリアの入っているポットに突っ込み、抱えて外に出る。
その際にポットの中の水を被った。
「…変態共が…。なんでお前らみたいな奴が…健気に頑張っている人をなんも思えず…思わずに殺せるんだ。そんな権利も義理も持ち合わせてないお前が!何故殺し、奪える?」
フードを被った男がこちらえ歩いてくる。
「一端の…異能者のつもりか…?異能者は自分がやっている善意が悪意を産むことを知らないから、この世には憎悪が蔓延っているんだ。」
そう言って、やつのは人差し指をこちらに向け何が黄色のものを高速でこちらによこした。
(俺の異能が発動してるおかげで避けれた…!)
逆に発動してなきゃ避けれない程の攻撃…。
「今お前も連れていくこともできるが…まあさっき何とか何とかってバカにされた気がするからなぁ…遊んでやる」
あ?居なくな━━━━━━━━━━━━━━━
「ブッ…!ゴフゥ…!」
…視界が…半分しか見えねぇ。
何が起きたんだ?
俺は一瞬のすきに壁の下の地面に倒れていた。
マリアさんがいない…居ない?!
「ウグ…ア゛ア゛ックソ!…痛ってぇ!」
頭をあげると俺の最初にいたであろう場所にマリアさんはまた倒れていた。
フードの奴の手がマリアに伸びるその瞬間。
「…はぁ?うっそ」
「おいボス!想像以上にこのガキの異能が強い。遊ぶとか言わずにマリア回収してさっさと逃げるぞ!」
嘘だろ…このガキ…。
今自分で異能を使ったのか?!




