いざ!機械大戦へ!
俺は戦うことの出来るような手札は持ってねぇ…
でもある日ある一時、ある人物からパワードスーツ…つまりはアイアンマンスーツのアイディアも貰った。
その人がかがげていた理論は完璧で、1本の糸分の抜け目すらなかった。
今の俺は自身の理論に取り入れ向上を狙える。そのような自信は一丁前にあるつもりだ。
だが当時の俺はそうだな…。
世間で言うところの悪ガキ、だったんだ
だから当時の俺はその論文の読み、尊敬というひとつの大きい感情よりも先に嫉妬、怒り、などが込み上げてきてしょうがなかった。
俺はパソコンに入っていたその論文と現在に至るまで進んだ研究資料を盗み、個人でそれをみんなには当然言わず、隠れて続けてしまった。
バカだった。
ほんとにバカだ。
そんなの出来るわけない。
今思えば手柄を取りたかったんだろうな。
同期との圧倒的な差。
論文を出せばミスだらけ。
ダメ出しを食らい、なんにも功績を残せずにいた俺。
『異能団。科学探求部。』
12人の科学エリートで構成された部にある`たった`ひとつの汚点であった。
皆は友達だと思っていた
勝手にだが
そして俺は1人で研究を隠れて続けていることがバレてしまった。
それはもう罵る罵る。
だが俺の一方的な感情で奪ってしまった研究資料の持ち主の先輩は怒らず、俺の言い分を聞き入れてくれた。
なのに…。
俺は罵詈雑言に耐えられずに…
完全完璧自立型パワードスーツ、仮名称ゼロを不完全で不完成のまま起動させ、
周囲は赤色の液体で包まれた。
(あ?なんで今…こんなことを思い出すんだろう。)
リアルタイムで鉄仮面の奴に100発以上殴られてもう疲れ果ててるこの時に。
いや…何回も立てない。と思い、願ったのに。
なぜ俺は今立てられているんだろう
甚だ疑問だ。
咳をする度口から血が出てくる時にあることを思う。
異能団に新人が来ると。
もっとも団長からどんなやつだとかを知らされ、例の薬を飲んでしまった普通の高校1年生だと。
そして飲んだ直後に異能を発動し、異能者を守ってみせたとも知らされた。
俺は恐らく父親か母親。それか祖父母のどちらかが異能者、または武道に精通している人なんだろう。
初手で怪物を倒すなんてのは異能を持ってしても難しい。加えてさっきまで一般人だった人だ。
だからその人の家族構成を調べまくり、何も異常がないことに異常さを感じた
(有り得るのか?)
と。
それにこの家族、父親が調べても全く分からなかったのだ。
結構訳ありの家族。母親は仕事のしすぎで色々あり、今は何もせず家で暮らしているそう。
そしてその子を見た時、思ったんだ。
俺の憧れた先輩と目、人のことを考えてる目だ。
こいつは絶対異質な才能やらなんやらと言った何かを持っている、と。
まだ会って…数週間程度…。
こんな…ブッサイクな敵に倒されました。って言いながらあいつに会ったら殴られるに決まっているさ
だから…
「これが…負け……られないっていうやつなのかなあ。」
走馬灯の意味を俺は今、完全に、身をもって知った。
「お前のせいで…。奥の手が!あと1発しか打てねぇ…じゃねぇか!」
こいつに殴られたせいでパワードスーツがボコボコ。
ぶっ壊れ、の1歩手前だ。
「初手から奥の手とは……死なねぇ事を祈るよ!!!」
「がぁぁぁぁ!!!!!」
奴は無傷。
これで倒せなかったらゲームオーバー。
だからやらないとはないないし、負けたあとのことは考えず、勝ったあとの事を考えろ!
「超!!!!!波動砲ゥ!!!」




