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ファンタジーは現実へ  作者: ぽこぴ
水属性奪還編
34/85

ボス

切られた部位にかかっている服に真っ赤な血が滲んでゆく。

恐らくこの後はもっとやばい罠やらなんやらがあるはずだ。少なくとも今の涼風には凛月が必須。

皆涼風のことを忌み嫌っているが、俺はそこまでじゃない。

初めてあいつを見た時は何かしらの希望を見たのと同じ気持ちいなっちまった。

凛月が、団長が。涼風のことを良くするのも分かる。


その2人に敬意と払って、俺はここで歯車としての役割を果たす!


人形を操ろうが。

刀で切られようが。

死んでなかったらまだ勝てるんだ。


切られた傷に手を当て、その部位を回転し止血をする。

そんなことをしていたら周りに倒れている人形が起き上がってナイフをこちらへ向けてくるではないか。

……ほら。きちまった。

めちゃくちゃ深く切られているせいで意識が飛びかけているのが分かってしまう。


俺の周りにはもう。無数のナイフが俺の体に突き刺さる寸前。

そこで異能を発動、台風の様に俺自身を目として人形達を周囲に散り散りに散らばしていくが俺は血の塊を吐き出す。

割と俺…あっさり死ぬのか…。普通に切られて、普通になんも出来ずに死ぬ。

こんな…。嫌だ。俺にはまだ…!

俺は吐いた血に手をつき、ピチャッと音を立たせる。


そして…。飛びかかってくる人形の下の地面を歪ませ人形をすり潰した。

グネグネと曲がりに曲がるコンクリなのか分からない材質の地面に人形を巻き添いにするかのように。


次々と人形は以前と同じように粉々に粉砕される。

「は…はぁ?!ざっけんなお前!まだ未熟とか何とか聞いたから来て見りゃ…こんな━━」


そう俺に暴言を吐きながらにして足から一瞬で頭へとひねり潰され、血の露と化して行った。


異能が実際どんな感じなのかも定かでは無い。

遺体もできるだけ回収と聞かされていたがもう血と多少の肉片しか出てこないだろう。


少なからず俺は役割をここで1つ果たしたわけだ。

グネグネに曲がりまくった煙突のようなもので埋め尽くされた部屋に俺1人で取り残されてしまった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


こいつら…恐らくはそこらで拾ってきただけの銃撃戦部隊と言ったところだ。

対して腕は良くない。基本的な人員はもうあらかた撃ち殺しただろうな。


だが1人だけ俺の前にずっと立ち塞がっている輩が。

「あんた…普通の銃の腕前じゃないな。一体何もんだ貴様。」

「なにもんと言われても…ただの若き団長だぜ?それとさ…ッ!」


俺は銃撃戦部隊のリーダーらしき人の横に音速の限りを尽くして現れた。

不意に俺は顔を少し後ろのめりに倒し、下から放たれた玉を避ける。


ど近距離も行ける口か…!

サブマシンガンを乱射され、避けながら俺は周囲を一周、2周と回っていく。

隙がねぇ。近づけない上に少し気を抜いたら撃たれちまうぞ。

それほどの経験者って訳か。

「一生それやってるつもりか…?」

「んなわけ…ないだろっ!」

マガジンのリロードに多少なりとも時間は取られる。

その隙を狙い俺は1発打ち込むがリロードが早すぎて玉を玉で返されてしまった。


「てめぇこそ何もんだよ…。そこらの人間じゃないだろ。」


もう…いいか。

「はっ?!」

奴は恐らく、何が起こったのかわかってないだろう。


「てめぇ!その技は!ゲホッ!うぐ…」

俺はこいつの髪を掴んできりだす。

「お前ら。誰の命令でここにきやがった?」

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