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ファンタジーは現実へ  作者: ぽこぴ
水属性奪還編
19/85

この世を詳しく

「ということで!このカフェにやってきましたー!」

元気よく第2団長こと宇久白さんが店の前で言った。


どうやらここはオーナーが話をわかってくれる通称【いいひと】なのだそうで異能者のゆっくりする場や一時を作ってくれたりするらしい。

なのでここで訳ありな話をしても問題ないのだ。

「まあ最初は俺だね。涼風君とは初対面だから挨拶!よろしく涼風。颯伊織って言います。一応科学者ぁ…です。」

科学者…。という単語に俺は少し反応してしまい、その場の雰囲気を悪くさせてしまったことを自覚した。


「っつーわけで…とりま土台からだな。この世は知っての通り細胞の突然変異。まあバグだのなんだのとか言われている事が人体に突如として起きてしまう。時々そのバグりに適応したかのように能力を持つ事が出来る人間が異能者なわけだ。」

そう団長が喋っている中、オーナーがそれぞれが年齢気にせず飲める飲み物を持ってきてくれて俺は感謝の意をのべた。


「そんでこの世界には5つの主軸となる力がかっならず生まれるんだ。火。水。風。電。地。だな。このそれぞれの能力を持つのはその時代につき1人だ。だからまあ俺が火の異能者だったらそれで火の力の枠はおしまい。次生まれるためには俺が死ななきゃなんねぇってことだ。遺伝みたいな感じだ。」

「な、なるほど…?わ、分かりました!」

5人でひとつのテーブルを囲む風景は少し微笑をとるのには十分だったと思う。


「だからこの5つの能力には割と価値があってだな。異能団には毎年毎年目撃情報が結構寄せられるんだ。だいたい10件くらい?」

ほかのメンバーはただ団長がペラペラと喋っているだけじゃその雰囲気に耐えられなくなったのか相槌を急に打ち始めた。


「だけど今年は…2件くらいでありえないくらい少ないんだ。まあ運のいいことに火と水…は日本で確認されてるからな。問題はこれだ。今火は正確な位置は知らんが多分関東とかの方にいる。水は゛九州゛の方の守り神として頑張ってるんだ。そんで最近…」


団長は間を若干開けてまた口を開く動作をした。

「最近…その水の異能者、天水マリアがそのぉ…失踪…しちゃって。しかも諸事情でその人は暑人の幼なじみだから余計助けたいしさ。」


「本当の問題と課題はそれではないですよ団長。」

そこから凛月が割って入った。暑人は下を見て俯いたまま。伊織…さんはまた、うんうん。と返事をしている。

「いーか涼風。手短に言うぞ。今日本には反逆軍っつー異能団に敵対する団があんだ。その団は最近動きを見していなかったのに急に動きをしてたんだ。そんでやばい偶然が重なった。反逆軍の動きだしとマリアの失踪。そしてそこに加え、涼風。あの薬の服用者が出たんだ。」


その場は沈黙の嵐へと巻き込まれた。

反逆軍が動いたとか失踪だとかあの薬だとか。

もういい加減にしろよって感じで仕方がない。

こな3つの偶然の日車はまた偶然にも歯車の凹凸が合致し、組み合わさって周りじめたのだった。


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