赤女とパワーだけある餓鬼
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁゃゃ!!」
脳天ぶち叩いたと同時にものすごい爆発音の3倍程の音量で怪物の咆哮が辺りを包んだ。
そしてすぐにそれは沈黙へと進んで4秒程すればもう声は収まり、息は静まっていた。
血の着いていない地面に俺と東雲は移動し、拳を合わせた。
「おつかれ赤女。」
「酷い感じに聞こえるぞ?…おつかれ。」
「割とガチな賭けに出たじゃないか。氷を素手で割るなんて。もしかしたらそのまま体が割れて死んでたかもなんだぞ?」
「賭けに勝ったんだからいいんだよ。」
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「それでー。何があったん…?」
地下闘技場で暑人に異能団の事などの色々を教えて貰いながら稽古つけて貰っている最中に外でドンパチ戦っていた凛月ともう1人の女の人?に俺はそう聞いた。
「あー…なんか一体怪物が出てきて倒そうと思ったらその怪物ぶち殺しながら氷の怪物が出てきてさあ…てかいいだろもう、つっかれてんだ」
「九州からここまでだいたい1週間弱?や結構早いよなあーそいやまだ涼風くんには自己紹介してなかったな。東雲咲希っつー者よ」
っつー者よっていう人初めて見た…。
ていうかそんじゃなくてそんなことどうでも良くて。…九州…?え?九州?
そこにしか俺の頭は動かなかった。
「あ?なんだお前ら。知らんのか。あの氷の怪物は九州で発見されてここ東京の隅っこに…逃げてきたんだぜ」
逃げて…?東京まで?
凛月はどうか知らないが少なくとも俺は何言ってんのかわからん。という感じの表情を無意識にしてしまっていたと思う。
そこへあるこの件についての犯人が登場した。
「やあやあ。異色だねぇその4人。」
「おいゴルァ宇久白さんよぉ?九州から怪物来てんなら言ってくれよなあ?!」
同時に俺と凛月。そして東雲さんが問い詰めた。
後々聞いた話だがその時居合わせた暑人は俺たちを抑えるのにかなり気を使ったそうだ。
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あれから約2日後の事だった。
「えー。皆さん。氷の怪物の件もやばかったですがー。えっとー…。まぁ九州のマリアの失踪もやばいので。そちらにも力入れて頑張りましょうね。」
オドオドしながら団長が異能団の集会の時に皆に向けて言った。
俺からは正直言うともっと詳しく言って欲しいなということ。
暑人からこの修行が終わったら団体任務で九州にすぐに行く、とだけ言われていたのだ。
俺は何がなにやら分からないまま会議は終わり外へ出た。
「そいじゃ集まってるな?涼風は当たり前で…伊織とー。暑人。そんで凛月。加えて俺!この5人で少し涼風に1から説明する場も設けるからさ。頼むよ」
「いやあんたも説明しなくちゃいけないんだわ」
「なんなら団長が1番しなくちゃいけないしね。」
団長は凛月と暑人のバッシングを受けてうぅ。とかなんとかの声を漏らしていた。




