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呟き詩集  作者: ロゼ
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あなたへ

興味を持ったのは私の方で

強く惹かれたのも私でした


いつだって私が先走り

一人で焦り

怖がり

勝手に怒り

身勝手な恋でした


あなたの葛藤も

苦悩も考えず

自分のことばかりを押し付け

甘えているような

独りよがりな恋でした


最後の言葉は過去形で

もう終わったのだと思い知らされ

泣くことも出来ずに

終始可愛げのない女でした


振り返れば本当に身勝手な私が

あなたの優しさに甘え

包まれている

それに気付きもしないような

傲慢な恋でした


あなたのことが好きでした


とても大切で

伝えた言葉に嘘偽りはなく

あなたと過ごした時間は幸せで

今思い出しても心を温めてくれる

そんな大切な

手放したくはないと思えるような

宝物のような恋でした


これからあなたはあなたらしく

あなたの世界を生きてください

何に煩わされることもなく

ただ自由に

ひたむきに


いつかあなたに

心から愛する人が出来たら

その時は私を思い出さないでください


私は私でこの世界の中

あなたがくれたものを胸に

笑って生きていきます


私のことは欠片も残さず

幸せの中で笑っていてください


それが私の最後の願いです




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― 新着の感想 ―
[良い点] >いつかあなたに >心から愛する人が出来たら >その時は私を思い出さないでください 特に好き。 ここだけじゃなくて全体的に、言葉選びというか、文字の発する雰囲気というかそういうのもですけ…
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