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焦げたトースト
噛んだらガリっていう
塩気の多いオムレツ
ちぎっただけのサラダ
何故か甘いコンソメスープ
君が作った
初めての朝食は
かなり不格好で
微妙に不味くて
だけど幸せな味がした
恥ずかしそうに笑う
君の笑顔が
一番のご馳走だなんて
照れくさくて
絶対に言えない
◆ ◆ ◆ ◆
明るくなり始めた空を眺めながら
「またこんな時間」
と笑う
君とのお喋りは
時間の感覚を狂わせる
毎回似たような話をしているのに
それでも楽しくて
まだ話していたくて
ついつい長話
寝不足の目を擦りながら
気怠い体と
軽い心で仕事へ向かう
どうやら僕は君に夢中らしい




