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朝の空気
綺麗な空
小さな野花
鮮やかな虹
満点の星空
夜の匂い
あなたの声
不器用な文字
誰かの温もり
小さな優しさ
私の好きな物
私は好きで満たされている
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
画面越しの決して手の届かない物のように
近いのにとてもとても遠い
そんな人でした
そこからずっと目を逸らし続け
綺麗な物だけ見ようとしている
そんな恋でした
ジワジワと浸透し
毒のように蝕み
まるでなくてはならないかのような
錯覚を覚える
そんな時間でした
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
恋と名付ける事で
不都合から全て目をつぶり
幻を追い掛けて
その影すら踏むことは適わず
ゆらりゆらりと溶けるように
ふわりふわりと堕ちるように
あなたの罠に絡み取られ
あなたの中に落ちていく
見なきゃ良かった現実と
知りたかった真実と
砕け散った幻想は
惨めな私をただ嗤うだけ




