21/46
20
カーテンを開ける
眩しい程の日差しに目を細める
視界の端には君の寝顔
少し幼く見える寝顔をずっと見ていたいけど
朝の支度を始める
軽快な音と調子外れの鼻歌だけが響く部屋
そろそろ君が起きてくる
※※※※※※※※※※※※
目の前に横たわる終わりから目を背けていた
続いていけると思いたかった
想いの差は徐々に溝を深め
決定的な致命傷になっていたのに
手を離したくなくて
繋がっていたくて
微かな希望に縋っていた
涙は止まりそうにないけれど
もうあなたを想うのはやめる
私が私を取り戻す為に
※※※※※※※※※※※※
絡み付くようなしがらみは
背中の羽根を巻き込んで
羽ばたきく事を止めてしまった
飛ぶ事が出来なくなると
必死に足を運びながら前に進む
本来の身軽さを忘れて
羽根がある事も忘れて
ただ空に憧れている
自由に飛ぶ事が出来るのに
出来ないと思い込んでいる




