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二人で目指す世界最強  作者: カラス
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決闘戦7

 ギデオン先輩を倒した事によってとうとう決勝まで上り詰めた。これで、ニノと戦えるだろう。


 ニノもこの日まで努力していただろう。この日のために互いに実力を見せないでいたから、ニノがどれくらい強くなっているか楽しみだ。


 それから、決勝という事もあって俺とニノの紹介と会場の準備が始まった。だからその準備が終わるまでは待機だ。


 そして、ニノの紹介が始まった時に観客席の方から驚きの声が聞こえてきた。


 観客達もニノの凄さが分かったか、ニノも相手を瞬殺していたが、それだけだと強いとしか分からないからな。


 それから、俺の紹介が始まったが観客達の声があまり聞こえ無かった。まあ、ニノと比べると俺は霞むからな。


 本当は観客達が驚き過ぎて声が出なかっただけ、という事をアレクは知らない。


 そして俺とニノの紹介が終わり、俺は先生に呼ばれた。


 先生について行くと向こうからニノが歩いて来ているのが見えた。


 俺とニノは先生を追い抜き、互いの手が届くほどの距離に近づいた。そして、互いの目を見る、どちらの瞳にも闘志しか映っていない。


 俺達は何回も来た武器庫に向かい、互いに武器を取る。


 先生が追いかけて来て何か言っているが何も聞こえない。


 もう目の前の戦いにしか集中できない。


 俺達は互いに前を向いて並んで会場に進む。そして会場に後一歩で入る所でどちらも同時に言う。


「「絶対に負けない!」」


 そう言って俺達は会場に入った。会場に入ると周りから歓声が上がってくる。俺達はその歓声を受けながら審判がいる所へ向かう。


 そして、互いに決闘戦での礼儀をすると定位置に着く。着く時に周りに結界が貼られた。


 この結界は、母さんが使っていた上級の光魔法に似ているが、これは音が周りに聞こえてしまう代わりに、結界の硬さが上がるやつだな。


 しかも複数人で使用する協力魔法。


 決勝戦にもなるとこんな厳重になるんだな。まあ、今はどうでもいい、ただ目の前の勝負に集中しよう。


 俺は剣を構えてニノを見る。


 ああ、ニノと本気で戦うのはいつぶりだろうか。ニノの身体強化のレベルが上がってから、忙しくなって本気で戦うなんて無かったしな。


 それに魔法を使えるようになって本気を出すなら魔法も使わないといけなくなったからな。だから、本気で戦う事は無かった。


 だけど、これほどまでに対策してあるなら本気を出せる。だけど最初は互いのここ数ヶ月の努力を見ないとな。


 俺はニノを見ると俺の考えていることが伝わったようだ。ニノも俺に目を向けてきた。


 そして、審判の開始の合図により始まった。


 俺達は互いに相手に向かって走り込み、身体強化をぶつかる直前で解除した。


 そして、剣戟が始まる。


 やっぱ、ニノの方が技量がある。俺も相手からの攻撃がどこに来るかは何となくから、意識して分かるようになったが、無意識の領域までに昇華させているニノには勝てないか。


 反応速度の差がある。


 それから、俺が少し押され気味の状態で試合が硬直した。一応偶には反撃できるがニノに上手く返されてしまう。


 やっぱり、剣の技量はまだニノに届かないか。数箇所に斬り傷を作りながら俺はニノの目を見る。


 それだけで、ニノは俺の考えを察したようだ。


 そして、互いに距離をとると、俺は身体強化と神経強化を発動させ、ニノは身体強化を発動させた。


 俺とニノが距離をとると、観客席が盛り上がる。ここからはどちらも少し本気状態での勝負だ。


 どちらも発動させたことを確認し、目を合わせると、一瞬にして離した距離を詰め、剣戟の嵐になった。


 この状態になれば、俺の反応速度は飛躍的に上がるため、ニノとの技量の差を縮めることができる。


 そこからは俺とニノの一進一退の攻防だ。俺はニノが攻撃してくる場所に合わせて、攻撃をしたり、攻撃をする時にフェイントを挟むことでニノに選択肢を押し付けている。


 だけどニノは、それがなんだとでも言うように、全てに対応して俺に攻めてくる。


 だけど、全てに対応していればいつか隙ができてしまうものだ。


 俺は俺が押し付けた選択肢に1つだけニノが対応できなかったため、外の太ももに攻撃ができる場所ができた、そこへ蹴りを叩き込もうとした時、ニノの魔力が太ももに集まっているのが分かった。


 俺はこれがニノの罠だと瞬時に判断し、軸足で無理やりニノに向かって蹴り上げた。


 こんな攻撃は魔力が薄くなってしまっていても全く問題が無いが、ニノはこう判断する。


 魔力が薄い場所に当たったら、致命的なのでは、と。


 俺の予想通りにニノは攻撃を避けるために下がる。


 俺はその判断を利用してそのままバク転をし、距離をとった。


 なんとかニノの罠を避けれたな。ニノが俺を騙すようになるとは、成長しているな。


 そしてまた、互いに距離が離れ、俺はちょうど良いタイミングだと思い、魔法を使うことにした。


「ニノ!魔法を使うぞ!」


 俺は初めて、魔法を相手を倒すつもりで使うため、声に出して言った。


 俺は初級火魔法の『ファイアボール』を10個発動させた。


 それに対するように、ニノも初級水魔法の『ウォーターボール』を10個発動させた。


 それを互いに飛ばし、魔法がぶつかり合い、魔法込みの第二ラウンドが始まった。


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